世界で2個体のみ<スライゴオオサンショウウオ>!サンシャイン水族館でセミナー開催【東京都豊島区】
東京豊島区にあるサンシャイン水族館は現在、夜や暗闇で活動する生きものに焦点をあてた特別展「真夜中のいきもの展」を開催中です。
この特別展では、国内で2個体しか飼育されていないオオサンショウウオの仲間「スライゴオオサンショウウオ」を展示しています。
8月18日には、スライゴオオサンショウウオについて深堀りするサイエンスセミナーが開催されます。
絶滅したと思われていた<スライゴオオサンショウウオ>
スライゴオオサンショウウオは、世界最大の両生類ともいわれており、全長は140センチになるほど大きな生きものです。
中国原産の種ですが、野生の個体は既に絶滅したものとされていますが、2024年には京都大学の西川完途地球環境学堂教授と松井正文名誉教授は、国立科学博物館、琉球大学、北九州市立いのちのたび博物館などの研究グループによる共同研究で、日本国内の動物園と水族館で1体ずつ飼育されていることを発見しました。
そのうちの1館がサンシャイン水族館。チュウゴクオオサンショウウオが持ち込まれた際にスライゴオオサンショウウオが紛れていたと考えられています。
スライゴオオサンショウウオに関するセミナー開催
8月18日、京都大学の西川完途教授を招き、スライゴオオサンショウウオについて学ぶサイエンスセミナーを開催。セミナーには、スライゴオオサンショウウオを長年飼育してきたサンシャイン水族館の飼育スタッフも登壇します。
「真夜中のいきもの展」で実際にスライゴオオサンショウウオを観察したあと、スライゴオオサンショウウオを中心にオオサンショウウオの生態について紹介。セミナーは約1時間を予定しています。
サイエンスセミナーのチケットは一律3500円。水族館入場料と特別展入場料を含みます。
また、「オオサンショウウオの日(9月9日)」には、飼育スタッフによるスライゴオオサンショウウオの解説付き給餌も実施します。
貴重なスライゴオオサンショウウオ
スライゴオオサンショウウオは世界でも2個体しか飼育されていないというとても貴重ないきもの。この機会に、スライゴオオサンショウウオを実際に観察し、その裏側のストーリーを覗いてみてはいかがでしょうか。
詳しくはサンシャイン水族館のイベント一覧ページで確認できます。
※2025年7月27日時点の情報です
(サカナト編集部)