小川仁志さんが「哲学で考える生老病死」 6月8日に山口県総合保健会館で講演
山口大学国際総合科学部の教授で哲学者の小川仁志さんによる講演会「哲学で考える生老病死」が、6月8日(日)午後1時15分から2時半まで、山口県総合保健会館(山口市吉敷下東3)で開かれる。入場は無料で、当日先着順。事前申し込みは不要だ。山口県医師会と山口市医師会(TEL083-922-6972)の主催。
小川さんは、1970年京都府生まれ。京都大学法学部を卒業後、伊藤忠商事社員、フリーター、引きこもり、名古屋市職員、名古屋市立大学大学院生、徳山高専准教授、米プリンストン大学客員研究員などを経て現職と、異色の経歴を持つ。大学で教える傍ら、全国各地で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践。また、テレビをはじめ各種メディアにも積極的に露出し、哲学の普及に努めている。NHKEテレ「世界の哲学者に人生相談」「ロッチと子羊」では指南役を務めた。著書も多く、その数は150冊以上になる。TYS「mix」にレギュラー出演中。
講演に先立ち、彩バレエスタジオによる「『くるみ割り人形』より『花のワルツ』」も披露される。「人生は哲学次第。哲学を知れば今までと違ったもののとらえ方ができ、日々の生活の視界が開けるだろう」と、主催者は聴講を呼び掛けている。
ちなみに、「生老病死」とは仏教用語。「生まれること」「老いること」「病むこと」「死ぬこと」という、人間が避けることのできない四つの苦しみを指している。