半原在住の小出さん アームレスリングで世界へ
半原在住で日本フルハーフに勤務する小出賢さんが、8月15日(木)から25日(日)にかけてモルドバ共和国の首都キシナウで開催される世界アームレスリング選手権に出場する。60カ国以上から約1500人の猛者が集う大会に向け、小出さんは「これまでの努力を結集し、一つでも上位を目指したい」と意気込んでいる。
小出さんは、世界選手権の選考会を兼ねた6月の「オールジャパンアームレスリング選手権大会」(横浜市)に出場し、マスターズ50歳以上レフトハンドの部で準優勝を果たした。各階級の優勝者と準優勝者に世界選手権の出場権が与えられ、日本からは15人の選手団が参加する。
小出さんはグランドマスターズの90キロレフトハンドに挑戦する。厳格なドーピングコントロールが実施されるなどアームレスリング界最高峰の大会とされ、「ナチュラルな肉体同士の真のぶつかり合いになるため、これまでの努力が試される」と表情を引き締める。
幼少期から少林寺拳法や空手を習い、15年ほど前にアームレスリングの道場を見つけ興味本位で体験して以来、競技にのめり込んだ。「体格だけではつくれない強さ」が、アームレスリングの魅力という。
大会に向け、小出さんは食生活の徹底的な見直しを進めてきた。「55歳になった今も衰え知らずで頑張れている。今回取り組んでいる食の見直しによる成果が出ていると感じる」と小出さん。「スポーツで伸び悩んでいる人や健康を気にしている人に、食事で体が決まると言う事を身をもって伝えられたら」と大会での活躍を誓った。