子中保育園保育園コスモス 「科学する心」育み入賞 ソニー教育財団の論文で
ソニー教育財団が主催する「ソニー幼児教育支援プログラム」の保育実践論文で、厚木市の社会福祉法人喜慈会子中保育園(下荻野/大塚裕子園長)と保育園コスモス(愛名/安立香織園長)が入賞を果たした。3月24日に両園の代表園児らが厚木市役所を訪れ、山口貴裕市長に受賞の喜びを報告した。
同プログラムは幼児教育の質向上を目指し、優れた実践や研究を奨励するもの。「科学する心を育む」をテーマに全国の幼稚園、保育所などから148件の応募があり、昨年12月に入選園が決まった。
優秀園に選ばれた子中保育園は、2018年から「科学する心を育てる」を保育実践に取り入れており、7年連続の入賞となった。今年度は「子どもたちが心揺さぶられた瞬間を逃さず、興味の種をはぐくむ」を目的に活動を展開。大塚園長は「園児が科学を学ぶ環境に協力していただいた多くの方々に感謝している」と述べた。
保育園コスモスは奨励園を初めて受賞。園児が「畑でポップコーンを作りたい」と発した言葉を保育者が受け止め、半年かけてポップコーン用のトウモロコシを栽培し、収穫や調理の過程を経て園児が口にするまでを論文にまとめた。安立園長は「子どもたちから挙がった声を形にした保育実践を形に残したいと思い応募した。入賞には驚いている。今後も機会があれば応募したい」と話した。