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国・県秦野市 弾道ミサイル想定し訓練 住民ら体育館地下に避難

タウンニュース

体育館の地下に避難し、頭を守って身をかがめる参加者ら

発射からわずか10分もしないうちに、到達するといわれている弾道ミサイル――。この有事に備えた住民避難訓練が2月10日、メタックス体育館はだの(秦野市平沢)で実施された。神奈川県が主導し、国・県・市共同で行われる訓練としては県内初。

弾道ミサイルを想定した住民避難訓練は、内閣官房・消防庁・神奈川県・秦野市の主催で共同実施された。

秦野市は2007年3月に策定した、秦野市国民保護計画を24年3月に改定している。その前年に県から住民避難訓練実施の打診があったことで、今回の実施に至った。同様の訓練は16年度以降、全国の自治体で延べ約100回行われている。

X国から発射

当日は主催者のほか、秦野警察署・秦野市消防本部・地域住民ら約30人が参加。訓練に先立ち消防庁国民保護運用室の荒関大輔室長による講話が行われ、国民保護の基本的な仕組みや弾道ミサイル飛来時の行動について、過去の訓練の事例なども交え語られた。

訓練は『X国から弾道ミサイルが発射され、日本に飛来する可能性がある』という想定で実施。「ミサイル発射、ミサイル発射」という模擬Jアラートの音声とともに始まった。

体育館2階と体育館前の広場にいた参加者らは、Jアラートの情報や近くにいたという想定の警察官の指示に従い、急いで緊急一時避難施設となる同体育館の地下へ移動した。参加者らは「どのように対応したらよいのか参考になった」「定期的に実施してもらいたい」「避難場所がどこにあるのか、地域住民に広く周知してほしい」などの感想を話した。

また、訓練後の講評で荒関室長は「ミサイル発射直後にJアラートが発令される訳ではないので、実際には10分以内に飛んでくる可能性があります。なるべく急いで避難することが大切。今日の経験をご家庭やご友人に伝えてください」、県くらし安全防災局防災部の吉田壮介危機管理担当部長は「高い目的意識を持って訓練に参加していただけたので、スムーズに行動ができました。警報の発令を受けて避難する訓練は自然災害の発生時にも非常に有効です。訓練の経験を生かし、非常時に備えていただければ」と話した。

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