【鬼ジャンク】超ひっそり公開されてる『うまい棒 公式アレンジレシピ』が全然そそられねぇ … と思ったら衝撃の “隠しエンディング” があった!!!
『うまい棒』で知られるやおきんの公式サイト内に、ひっそりと「うまい棒のアレンジレシピ」が掲載されていることをご存知だろうか。2020年に3つ同時にアップされ、2年後、思い出したように1つ追加されてからは動きナシ。やおきんの人も忘れてる説ある。
「なんか面白そうなので作ってみよう」と思ったまではよかったが、用意するうまい棒が『めんたい味』『シュガーラスク味』『シナモンアップルパイ味』ときた。シナモンアップルパイ味……? それ、どこに売ってる……?
・うまい棒アレンジやっていくう
一般的にスーパーやコンビニで売っているうまい棒は『コンポタ』が絶対的スタメン、あとは『チーズ』『サラダ』『たこ焼き』あたりがベンチを温めている、という認識でOKかと思われる。
うまい棒を求めて街を練り歩いた私は、『おかしのまちおか』でどうにか『シュガーラスク味』をゲット。しかし『シナモンアップルパイ味』に関しては、影も形も見つけることができなかった。
調べたところシナモンアップルパイは東京限定うまい棒で、「運が良ければ出会える」くらいのポジらしい。そんなワケで今回は3レシピのみの再現となること、何卒ご理解ください。
それではさっそく再現していこう。「うまい棒サンド その1」は『小倉トースト風うまい棒サンド』。用意するのはうまい棒シュガーラスク味、あんこ、ホイップクリーム。
このやおきんレシピのスゴイ……というかヤベェのは、これ以上の情報がないこと。「材料と完成画像が記載されているのみ」なのだ。まぁ「完成画像見りゃなんとなく分かんだろ」という言い分も分からんではないが……「レシピ」と呼べるかはギリギリのライン。
レシピ(仮)には「うまい棒を2つに割る」と書かれている。さすがに素手で割ったら結果は目に見えているので、アドリブで包丁を使用。
……お?
かなり上手くいった!!!!
・カンでやっていくう
「シュガーラスク味は真ん中に穴が空いていない」こと、「うまい棒は包丁で割とスンナリ切断できる」ことが同時に判明し、ちょっとテンション上がっている俺。
あとはアンコとホイップクリームを乗せれば……
見本よりだいぶブサイクではあるものの、レシピとしてはたぶん間違っていない『小倉トースト風うまい棒サンド』が完成した! この調子でいこう。
「その2」は問題の『シナモンアップルパイ味』を使用するものであるため、「その3」へワープさせていただく。その名も『ガッツリおつまみうまい棒』の材料はうまい棒めんたい味、コンビーフ、粒マスタード、マヨネーズ。トータル1000円かかった。
完成画像は “コンビーフとマヨネーズをあらかじめ混ぜておく可能性” が否定できない感じ。でも確証が持てないので別々にした。「好きにしていいよ」ということなのだろうが、料理苦手民としては教えておいてほしいところだよなァ。
マスタードのチューブがくぼみにピッタシハマった瞬間はとても気持ちがいい。
かくして地獄のようなジャンクフードが完成した。「食いたいか」「食いたくないか」と言われると……「絶対に食いたくない」かもしんない。
・謎の原点回帰
ラスト「その4」は『プチスイーツうまい棒』。材料はうまい棒シュガーラスク、ジャム、ホイップクリーム。
「その1」から約2年の月日を経てようやく発表された「その4」が “「その1」のアンコをジャムに変更しただけ” という事実に驚愕の思いを禁じ得ないのだが……よほどシュガーラスクとクリームの組み合わせに自信があるのだろう。
さきほどと同じ要領でサンドすれば完成。慣れたものである。
そうしてうまい棒の公式アレンジレシピ3つが再現された。なおサイトの画像では切れ目が横にくるよう配置されていたが、自作したものはバランスの関係でどうしても自立してくれず、全て切れ目が上に。ま、味は同じだからいいよね。
・隠しエンディングあり
これはカンなのだが「編集部のメンバーに試食を頼んでも断られるのでは?」という予感が、なんとなくした。あくまでもカンであり、実際に断られるかどうかは分からない。でも仮に断られた場合を想像すると、メンドくさいしイラッとする。
ので、絶対に断らないであろう古沢くんに全てを委ねることにした。古沢くんの魅力は先輩の頼みを断らないところである。
古沢「あっ、このイチゴジャムのヤツ、結構イケます! うまい棒みたいな食感ですけど、デザートとして普通においしいです!」
「うまい棒みたいな食感」……ということは古沢くんはコレがうまい棒だということに気づいていないのだろうか? ま、そういうキュートなところも古沢くんの魅力なので黙っておこう。続いてはうまい棒アレンジの元祖『小倉トースト風うまい棒サンド』。
古沢「あっ!? これは……ちょっと話が変わってきますね。さっきのは甘さに全振りしていたので素直にスイーツとして楽しめたんですが、こちらは甘いのかショッパいのかよく分からない食べ物になってます。でも慣れれば『甘じょっぱい』と思えるようになるかもしれません!」
最後は今回の圧倒的ダークホース『ガッツリおつまみうまい棒』。実は私、コンビーフがあまり得意でないため、コレに関しては公平なジャッジを下すことができない。ここからの全責任は古沢くんが負うことになるが、やむなし。
古沢「ファッ!!! これはダメです! いただけません!! マスタード&マヨは合っていると思うんです。しかしコンビーフがあるために、急に酒のツマミ感が増してしまって…………ン!? ってことは、酒のツマミにすればいいのかもしれませんね!?」
なんだかんだ言いつつ、真面目な性格ゆえ全部笑顔で完食してくれた古沢くん。ちなみに私も彼とほぼ同意見で、シュガーラスク味アレンジに関しては、どちらもいいセンいってると思った。チョコとかフルーツとかを挟んでもイイんじゃないかなぁ?
やおきんのレシピページには「冷蔵庫から適当に好きなものを取り出しおもむろに挟めばすぐに完成!」と書かれている。要するに「こっちのほうがイイんじゃないかな?」という境地に達することこそ、うまい棒アレンジレシピの隠しエンディングなのではなかろうか。
このトゥルーエンドにいきなり到達するのは大変なので、とりあえず今回ご紹介したレシピを試してみてくれないか……それがやおきんからの真のメッセージという気がしてならない。少なくともお子さんたちが喜ぶことはうけあいなので、ホームパーティーとかでトライしてみてくれ!
参考リンク:やおきん
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.