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『鶏のれん食堂』で味わう元バイヤーの店主が厳選した3種類の鶏焼肉 尼崎市

Kiss

尼崎市役所近くに元百貨店のバイヤーの店主が美味しいと太鼓判を押す3種類の鶏肉が味わえるお店『鶏のれん食堂』(尼崎市)に行ってきました。

JR立花駅からは徒歩約12分で、滋賀県で創業64年の歴史を誇る味付けかしわのルーツである「とんちゃん」の看板が目印。こちらの「とんちゃん」が滋賀県以外で食べられるのは同店のみというから驚きです。

店内はテーブル席とカウンター席の両方があり、15名以上からは貸し切りもできます。店主は元々百貨店の催事担当のバイヤーで全国の美味しいものと出会ってきた中で、香川県で食べたブロイラーの親鳥である”種鶏”の美味しさに衝撃を受けこの鶏肉を提供するお店を出したいと2023年にオープンされました。

左から種鶏のもも肉・奥丹波どりの胸肉

ランチには「ぼちぼち焼き」と称して「種鶏」と「とんちゃん」と奥丹波地方で純天然飼料で育てられ鶏肉特有の臭みが少ないという「奥丹波どり」の3種類の中から1つ選べるのですが、今回筆者は特別に全てを試食させてもらいました。昼から焼肉が楽しめ価格は880円(税込)というかなりリーズナブルなもので、ほかには「奥丹波どりのからあげ定食」や「とんちゃん鶏焼肉定食」などがあり、全て千円以下の価格という点にもびっくりです。

始めに種鶏のもも肉と奥丹波どりの胸肉を焼いていきます。鶏肉のジュージューと焼ける香ばしい香りがたまりません。

種鶏の肉質は歯ごたえがしっかりとあり、噛めば噛むほど旨味が溢れ出します。脂身もとっても甘くてご飯やビールが進む味です。

奥丹波どりの胸肉に福岡の農家さんにお願いして作ってもらっているという柚子胡椒をつけていただくと、胸肉なのにパサツキなどなくふわふわの食感で数回噛むとすっとなくなってしまいました。身はあっさりとしているので、ピリリと辛味のある柚子胡椒とも相性抜群です。

左からとんちゃんのもも肉、胸肉

次に滋賀県以外ではここでしか食べられない「とんちゃん」は、こってりとした甘辛い味噌ダレが特徴だそうで筆者は初めてなのでどんな味わいなのか期待が膨らみます。

こちらも鉄板で焼いていくと、味噌の少しこげた香りが鼻腔をくすぐります。

奥丹波どりの唐揚げ

「鶏肉が焼ける間にどうぞ」とランチやテイクアウトでも人気の奥丹波どりの唐揚げを出していただきました。サイズがとても大きく食べ応えがあり中はとってもジューシーで唐揚げ好きの筆者も「う、うまい」と唸る一品で思わず家族用にテイクアウトをお願いしました。

「蘭王」

とんちゃんを食べる際には大分県産のオレンジ色の黄身が特徴の「蘭王」につけてて食べるのがオススメだと聞き試してみました。

黄身のまろやかさと味噌の旨味が絡み合い最高の一言。お腹がいっぱいになってきたのにどんどん食べたくなる味です。

最後に残った卵をご飯にかけるとご飯がするすると喉を流れていきます。3種類ともそれぞれの美味しさがありどれが一番か決められません。みなさんもぜひ同店で自分のお気に入りを見つけてみては。


場所
鶏のれん食堂
(尼崎市七松町3丁目12-12)

営業時間
11:00~21:00(料理L.O.20:30 ドリンクL.O.21:00)

定休日
月曜日(祝日の月曜日は営業、その場合は翌日の火曜日がお休み)

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