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【愛川町】宮ヶ瀬ダムでナイト放流を実施 町政70周年で花火も倍増

タウンニュース

ライトアップ放流が始まると大きな歓声が上がった

愛川町は11月1日、町政70周年を記念して「第7回宮ヶ瀬ダムナイト放流」を半原の宮ヶ瀬ダムで開催した。通常昼間に行われる観光放流をライトアップして夜間に実施するもので、全国的にも珍しい取り組みとして町の観光資源となっている。

当日は、事前申し込みのあった6501人の中から抽選で選ばれた1200人が参加。闇夜にライトアップされた美しくも激しい放流に歓声を上げていた。

今回は町政70周年を記念し、特別企画が目白押し。観光放流は通常2回のところを3回に増やして実施された。また、ステージイベントとして、ダムマニアによるダムトークショー、三味線演奏、よさこいダンスショー、さらに愛川町出身のフラメンコダンサー・島崎リノさんによるフラメンコダンスも披露された。

フィナーレでは、県立あいかわ公園「風の丘」から、例年の倍となる1500発の花火を打ち上げ。迫力ある光と音の競演に会場からは感嘆の声と拍手が上がっていた。

観覧者も、「放流の迫力を一番感じた」「70周年で花火も豪華で特別感があった」と満足した様子。小野澤豊町長は「県内外から多くの皆さまにお越しいただき、町の魅力を存分に楽しんでいただけたと思う」と話していた。

ダムでチーズを熟成

(公財)宮ヶ瀬ダム周辺振興財団と服部牧場は、宮ヶ瀬ダム貯蔵ゴーダチーズを「湖蔵熟成みやがせ」と命名し、1日のナイト放流に合わせ販売を開始した。

ダムの内部は年間を通じて温度10度、湿度90%が保たれ、チーズの熟成環境に適していることから、今年2月からダム内部で熟成をスタート。熟成具合や安全性の確認を行い、商品化を進めてきた。同牧場によると、長期熟成に向くゴーダチーズは、熟成が進むにつれて香りとコクが増し濃厚な味わいとなるという。

完成したチーズは、ナイト放流イベント会場の服部牧場ブースで特別価格1000円(約100グラム)で販売された。今後は毎月第1日曜に服部牧場内チーズ工房「BARAKA」で限定販売され、次回販売は12月7日(日)の予定だ。

夜空を彩った花火
湖蔵熟成みやがせ

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