シーバスゲームでコノシロが入れ食い【千葉】63cmシーバスはゲスト扱い?
寒いと思ったら気温が20度以上となった11月中旬。釣れないわけではないが、例年より難しさを感じる秋のシーバスフィッシング。それでも釣れれば大型なので誰もが狙ってみたくなるが、この日の釣りは意外なゲストが主役となった。そんな釣りを千葉県の村田川からお届けしよう。
コノシロの大群が集結
11月18日(大潮)、産卵を意識した良型シーバスを求めて千葉県村田川へやってきた。まだ明るいデイゲームから釣りをスタートさせる。上を国道が通る橋脚周りを探ると、何やら大量の小魚が集結している。
これはチャンスとみて、その周辺をバイブレーションで探ると、ガツン!と小さめのアタリがくる。ピチピチしながら上がってきたのは、丸々太ったコノシロだ。ここから「コノシロゲーム」が始まる。
コノシロが入れ食い
大量にいるのでスレもあるが、口に掛かってアタックしてくるものもいる。恐ろしいほどの大群が入っているので、ほぼ入れ食い状態。気が付くと楽しくなって夢中で投げ続けていた。
しかし、これだけ釣れるとさすがに飽きてくるので、暗くなるまで小休憩してナイトゲームで本命のシーバスを狙い撃ちすることにした。
ルアーでのコノシロの釣り方
ちなみに、この大量にいるコノシロをスレじゃなく口に掛ける方法だが、誰もがサビキでも投げればいいじゃないかと思うだろう。しかし、ルアーで狙って釣るから面白さ倍増なのだ。
釣り方はいたって簡単、バイブレーションの早巻きがベスト。ストップアンドゴーのリアクションを入れると、ルアーを猛然とアタックしてくる。しばらく釣ると見切られるので、色を変えたりレンジを変えたりすると再び釣れる。単純だけどいざ狙うと奥が深い。そんな釣りだ。
夜はシーバスゲームを
さて、暗くなって中流域へ移動し、本格的にシーバスを狙うことにした。日中にコノシロゲーム?を十分満喫して本命のように記事にしているが、今日はシーバスゲームだ。
それと、気がかりなこともある。あれだけのコノシロがいてもボイルを見なかったことだ。案の定、流れはかなりあるのにシーバスもいなければベイトもいない。
フローティングミノーを中心に投げて誘ってみたがダメ。途中で上流へ移動してみたが、これも空振り。最悪なことに雨が降り出したので、最後に再び中流域へ戻って少し投げて帰ろうと決めた。
浅場で63cmシーバス登場!
戻ると川底が露出して釣りができなくなるギリギリの状態。しかし、こんな浅くても釣れるのがシーバスなのだ。バイブレーションルアーを竿を立てて早巻きすると、途中でドスンと止まった。
かなり強烈なアタリで上がってきたのは、63cmの立派なシーバス。これが時合なのか偶然なのか、20cm級のセイゴが連続して釣れたが、寒さと疲労が限界なので終了とした。
今後の展望
季節は進み、12月ともなれば肝心のシーバスは数が減ってくる。コノシロだって狙いにくくなるだろう。この日のように本命のシーバスよりも楽しい釣りができるかは不明だが、水温しだいでは良型(20cm以上)がいるので狙ってみるのも面白い。夜の村田川は寒いので、防寒対策をしっかりして釣りを楽しもう。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>