災害時「公助に限界」 正谷さんが講演
南区麻溝台の相模原市立市民健康文化センター(けんぶん)で2月17日、地元講師による「けんぶん文化講座【7】命と街を守る防災講座」が行われた=写真。
今回は防災士で法政大学兼任講師の正谷絵美さん(市内在住)が登壇し、被災地支援を続ける中での気づきなどを90分にわたり披露。正谷さんは「公的支援(公助)には限界があり、自助・共助が重要である」とし、大規模災害時には消防、警察、自衛隊などの公的機関だけでは対応しきれない現状を伝え、「阪神大震災では実際に救助された人の8割近くは家族や近所の人に助けられている」などと説明した。
16人が参加し、実体験に基づく迫力のある解説に聞き入っていた。