平和を祈る6万の千羽鶴 二宮駅前に掲出
JR二宮駅南口の「ガラスのうさぎ像」の周りに8月1日、町内外から寄せられた約6万羽の千羽鶴が飾られた。終戦の日の8月15日(木)まで飾られている。
ガラスのうさぎを抱く少女像は、二宮町に疎開中に機銃掃射で父を亡くした高木敏子さんが戦争体験をもとに書いた『ガラスのうさぎ』に由来する。
にのみや平和をつたえる会の長嶋ゆかりさん(65)は、「ウクライナやガザなど現在も平和とは程遠い。今こそ、日本はなぜ戦争を止められなかったか考えるようになった。千羽鶴などをきっかけに、平和の大切さを伝え、一緒に考える人を増やしたい」と話していた。
二宮町図書館2階では9月23日(月)まで、高木敏子さんや空襲に関する資料を展示している。