プロダンスチーム「カドカワドリームズ」 地元小で児童と交流 「コラボ動画」公開の一環で
高津区の企業などがオフィシャルスポンサーを務めるプロダンスチーム「KADOKAWADREAMS(カドカワドリームズ)」と川崎市がコラボで手掛けた2つの動画がこの程、完成。3月14日に大戸小学校(中原区)で「お披露目会」が行われ、チームメンバーと児童が交流した。
この動画作成は、川崎市制100周年記念事業の一環。踊りを通じて地域の魅力を広めると同時に、多くの人にダンスを親しんでもらうことを目指し「市のプロモーション動画」と、踊り方を紹介する「ダンスレッスン動画」の撮影を企画。地域に根差した活動に取り組む同チームに協力を依頼することになった。
チームディレクターの田中啓太さんは「多くの子どもたちにアプローチする方法を模索していたため、今回のオファーを受けました」と語る。
地域の魅力、全面に
このうち「ダンスレッスン動画」は入門、初級、中・上級編の3ステップに分かれてメンバーが踊り方を解説する内容。また「プロモーション動画」では、市内の観光スポットなどを、メンバーのダンスとともに紹介している。
両動画の作成に際しては、キヤノン川崎事業所が協力。さまざまな角度で撮影可能な映像技術が駆使されているほか、川崎ゆかりの楽曲「E-JUNCDANCE(いーじゃんだんす)」をメンバーが踊るシーンも収録されるなど地域の魅力や特色を全面に打ち出した仕上がりとなっている。
「踊る楽しさ」レクチャー
14日に行われたお披露目会は、大戸小学校の児童の前でこれらの動画を公開。また同チーム(ジュニアユース)所属しながら大戸小に通う6年生の瀬戸口泰佑さんが講師となり同級生に踊り方をレクチャーしたり、メンバーと児童が一緒に踊る場面もあり、楽しいプログラムに盛り上がりをみせていた。
メンバーから生の指導を受けた6年生の徳留紡玖(つむぐ)さんと石塚結恵(ゆえ)さんは「体育の授業でも活用できる動画を作ってくれてありがたい」「苦手意識を持っていたダンスが楽しく思えてきた」とコメント。同チームのリーダー・KISAさんは「動画を見た人に、踊る楽しさが伝わったら」と期待を込め話していた。