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春日野道商店街に佇む、八百屋『クロレ青果』（神戸市中央区）。野菜高騰のニュースが続くなか“安い・新鮮・清潔感”の3拍子を貫く同店に行ってきました。

15年以上料理人だったオーナー・伊藤さんが2023年10月に開業。“昔ながらの八百屋”といえば、活気があり人情味あふれるイメージで、それに一長一短があるのもしかり。老舗のスタイルとはまた違う、料理人だけでなく、主婦や一人暮らしの人もスーパー感覚で気軽に通える空間づくりを演出しています。

野菜や果物は、伊藤さんと店長が深江の神戸市中央卸売市場 東部市場から毎朝買い付け。同店には倉庫がなく、野菜のストックは基本行っていません。“その日販売できる分をその都度購入する”スタイルだそうで、なにを買っても鮮度は間違いなし。さらに1点1点、丁寧に梱包されているため、安心・安全に購入することができます。

訪れたときは手前のコーナーから注目を。ここにはぜひ手に取ってほしい今注目の野菜や果物が並んでいます。「グリーンレタス」や「春キャベツ」、そして「いちご」は値段や産地さまざまな3種類がラインアップ。

筆者も購入した姫路の「空浮（そらうき）いちご」は、実が大きく、ほどよい甘酸っぱさが特徴です。ハリのある食感で食べ応えがありました。

端にはお得な見切り品コーナーも。「ドーナツ」や「カステラ」など、そのときどきで商品が変わりますが、メーカー側でパッケージ変更などが発生し“早めに売ってしまいたいもの”が並びます。おいしさは変わりないので安心して購入してくださいね。

外の野菜や果物を見たあとは店内へ。店内には「かぼちゃ」や「菜の花」など“旬ではないけれどいざというときに必要”な野菜たちがそろっています。

奥には調味料コーナーが！スーパーではなかなか見ることのないドレッシングやソース、ジャムなどがならび、これらは伊藤さんたちが実際に試したうえでおいしかったものをセレクトしているのだとか。

人気ランキング1位は「有機小倉あんバター」で、リピーターも続出♪取り扱っているものすべて原材料にこだわった身体にやさしいものばかりです。

野菜や果物だけでなく、昨年よりパンの取り扱いもスタート。月曜から金曜まで、曜日ごとに登場するパンは見逃せませんね。

この日は王子公園に店を構える『ippo ippo（イッポ イッポ）』の天然酵母のパンがお目見え。先ほどの「有機小倉あんバター」に合わせて楽しむのも良さそうです。

「ベジタブル＆フルーツアドバイザー」の資格を持つ伊藤さんに、旬の野菜やお買い得商品、正しい保存方法など気軽に尋ねてOK♪個人店ゆえ、朝に買った商品を店内で夜まで預かってくれたり、電話1本で野菜1つから取り置きしてくれたり、近隣の配達（エリアや条件などは公式インスタグラムから要確認）など、柔軟に対応してくれます。

これからは昨年大好評の「レッドキウイ」や「タケノコ」「フキ」などが登場するかもなので、食卓に春の食材を並べてみてくださいね。

場所
クロレ青果
（神戸市中央区東雲通1-4-22 フルーレ広島屋1F）

営業時間
9:00～19:00頃

定休日
日曜日