猫飼いさんが『買って失敗した…』と思いがちな猫グッズ4選 後悔しないためのアドバイスも
1.子猫用グッズ(トイレ・ケージなど)
子猫を迎える準備として、子猫専用の小さいトイレやケージを購入する飼い主さんも多いのですが、後悔しがちなグッズのひとつです。
私自身も生後2ヵ月で迎えた愛猫に子猫用のトイレを買ったのですが、4ヵ月頃には小さく感じるようになって買い替えた経験があります。
成猫サイズのトイレやケージは、子猫にはとても大きく見えるので「使いにくいのでは?」と感じるかもしれませんが、子猫は驚くほどのスピードで成長します。数ヵ月後には「あれ?小さい?」と感じるようになるでしょう。
そのため短期間で買い替えが必要になり、結果として無駄な出費につながります。
猫グッズを選ぶ際は、成猫の体格や生活スタイルを見越して、長く使えるサイズやデザインのものを選ぶのがおすすめです。
2.電動のおもちゃ
動きが楽しい電動のおもちゃは、猫のひとり遊びにぴったりです。しかし実際には猫がほとんど興味を示さなかった、すぐに飽きてしまったということが少なくありません。
とくに音が大きいものや動きが単調なおもちゃは、猫が警戒したり退屈したりしがちです。また電池の交換や充電が必要な点も手間に感じる場合があるでしょう。
おもちゃを選ぶ際には、猫の好みをよく観察することがポイントです。シンプルな羽根付きのおもちゃや、飼い主さんといっしょに遊べるタイプの方が猫の反応が良い場合もあります。購入前に口コミやレビューを参考にし、猫が遊ぶ姿をイメージしながら選ぶと良いでしょう。
ちなみに猫に人気のおもちゃは、ネズミくらいの大きさのものや、鳥の羽を使用したものです。狩猟本能がくすぐられるようです。ただしネズミサイズのおもちゃは丸呑みする誤飲事故も多いため、遊ばせる際には注意が必要です。
3.自動給水器
自動で水を循環させる給水器は、フィルターを通した新鮮な水が飲めたり、猫の興味を惹いたりすることができ、飲水量を増やす効果もあると言われています。しかし実際には猫がまったく使ってくれなくて後悔だけするというケースも少なくありません。
とくにモーターなどの音を気にする猫や、新しいものに警戒心を抱きやすい性格の猫は、使用を拒否したり慣れるまでに時間がかかったりする可能性が高いでしょう。
またフィルター交換や本体の清掃が必要で、想像以上に維持コストや手間がかかり飼い主さんが嫌になってしまうケースも。
給水器を購入するなら、できるだけ音が静かなモデル、流水の形状が猫にとって自然に感じられるタイプを選ぶのがおすすめです。掃除のしやすさやフィルター、モーターなどの消耗品の価格も口コミサイトや販売サイトで確認しておくようにしましょう。
4.猫用ベッド
猫用ベッドも買って後悔しがちな猫グッズです。ベッド自体が悪いわけではないのですが、好みに合わないベッドは使わないどころか、興味すら示してもらえないこともあります。しかも高価なベッドにかぎって見向きしてくれないなんてことも…。
飼い主としては悲しいですが、猫にとっては自分が気に入るかどうかが重要であって、デザインのかわいさも、お値段もどうでもいいことなのです。
猫用ベッドを選ぶ際は、猫が好む素材や形状をよく観察しましょう。たとえば包み込むようなデザインが好きな猫もいれば、シンプルなクッションタイプを好む猫もいます。愛猫の好みがわからない場合は、まずは手頃な価格のベッドを試してみましょう。
まとめ
愛猫のために買った猫グッズをまったく使ってくれなくてがっかり。そんな経験をしたことのある飼い主さんも多いと思います。猫はとてもこだわりが強かったり、好みがうるさかったりすることも多く、お気に入りのアイテムを見つけるのはなかなか大変です。
買って後悔をしないためには、日頃の愛猫の行動をよく観察し、好みをしっかりと把握することです。また口コミやレビューを確認して、ほかの猫の評価を参考にするのも良いでしょう。
それでも失敗したときは、知り合いに譲る、保護団体に寄付することを検討してみてはいかがでしょうか?