「エアコン室外機」の"自分でできる"簡単セルフお手入れ方法「想像以上の汚れ」「もっと寒くなる前に」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。エアコンの掃除と言えば、室内機のお手入ればかりに目が向きがち。しかし、「室外機」も掃除が必要です。そこで今回は、ほったらかしにされがちな「エアコン室外機のセルフお手入れ方法」についてご紹介します。
室外機が汚れるとどうなる……?
エアコンは、室内機と室外機が両方働くことで、エアコンの運転が成り立っています。室外機は、冷房のときは室内の熱を外に排出し、暖房のときは外から熱を集める働きを担っています。
そのため、いくら室内機の汚れを落としても、室外機にゴミが溜まっているとエアコンの運転効率は落ちてしまうんです。
エアコンを長持ちさせ、節電を意識するうえでも、本格的に使う冬の前に、室外機のお手入れをしましょう。
エアコン室外機のお手入れ方法
作業を始める前に、必ず室内機の電源プラグをコンセントからは外しましょう。配管の接続不良や冷媒ガス漏れの原因になりますので、室外機は移動せずに設置した場所で行います。
手順1.室外機の天板を、ほうきと布でお手入れします
まずは、ほうきで大きな汚れを落としましょう。枯れ葉や砂ボコリをできる限り除去します。
水で濡らし固く絞った布で、天板を拭き上げます。すると……
汚れがこんなに!
手順2.吹き出し口のゴミを、古い歯ブラシでかき出します
すき間から、吹き出し口の汚れを取れる範囲で取り除きます。歯ブラシは、使い古して毛先が広がったものの方がおすすめです。
また、お手入れ中はフィンの扱いは慎重に! 薄い金属で変形しやすいため、強い力を与えないよう注意してください。
手順3.ドレンホースの汚れを歯ブラシで除去します
ドレンホースは先端部分が汚れやすいです。奥まで掃除するのではなく、“手の届く範囲”で行いましょう。
これで、室外機のお手入れは終了です。セルフで掃除できるのは、あくまでも見える部分だけ。内部洗浄はプロの業者に依頼する必要があります。
自分でできるメンテナンスを習慣にして、内部の汚れはクリーニング業者の力に頼りましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア