JR東海職員や鉄道系カメラマンが全員勧めてくる名古屋のメシ屋がガチすぎた / まぐろ小屋本店
数年前からの縁で、色々とJR東海関連の取材が増えた。高確率でガチに面白いネタを紹介してもらえるのでありがたい。
そのような取材の場では、JR東海の職員は言うまでもなく、鉄道専門のカメラマンや鉄道系メディアの記者と接する機会が多い。つまり鉄道のプロたちだ。
そんな彼らが、いつどこの誰と合っても、ほぼ100%で美味いと勧めてくる名古屋の店がある。今回初めて名古屋に訪れる機会を得たのでついに行く機会を得た。
・ まぐろ小屋
その店の名は「まぐろ小屋本店」。そしてJR東海職員や鉄道系メディア民が勧めまくってくるのが、マグロのから揚げ。
聞くところによると、以前から名古屋ではJR東海職員御用達みたいな感じらしい。JR東海だけでなく、グループ企業の社員も同様の傾向を示す。
彼らは名古屋に来たら、とりあえずそこでから揚げを食うというのだ。それが取材の場などで鉄道系メディア民にも伝わり、彼らも食いに行って虜になり……みたいな感じらしい。
他の名古屋名物についての話はマジで一切出てこないのに、マグロのから揚げの話は異口同音で絶対に出てくる。そのため名古屋を知らぬ私の認識は、名古屋＝マグロのから揚げという状態になったレベル。
さて、私はちょうど近鉄名古屋駅にいるのだが、ググったところ「まぐろ小屋本店」は名古屋駅の両サイドに1件ずつあるもよう。エスカ店とユニモール店だ。ここからだとユニモール店の方が近いな。
・から揚げ
徒歩数分で到着。駅から直結で来られる感じだった。
から揚げは確定として、ちょっとメニューを見てみよう。なるほど、メニューのレイアウト的にも、から揚げが主力っぽいな。
単品もあるのか。
丼物も充実している。全部食いたいが、今日は他にも食いたいものがあるので……
単品の「鮪唐揚（950円）」と「あぶりポン酢（690円）」をオーダーした。後者は写真で見て美味そうだったからだ。
それじゃあ待望のから揚げを頂こうじゃないか。
JR東海の人々は、こと美味いものについての情報はガチだ！ そこは鉄道屋。仕事柄全国色んな所に行き、社員はそこかしこで美味いものを見つける。そしてその情報は社内に広まるのだろう。
美味いメシの情報が蓄積されやすいスキームが出来上がっているのだと私は見ている。ゆえに飯に関する彼らの言を信頼しているが
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＞ こいつはすげぇ！ ＜
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うめぇうめぇとは聞いていたし、うめぇのだろうと思っていたが、これほどとは思わなんだ……！ 何だいこのマグロは。いや、本当にマグロなのか？
とても魚だとは信じがたいほどにジュワジュワで、陸の動物の肉っぽさがある。東京でもマグロのから揚げは無くもないが、もっとはっきり魚感がある。微妙な店だと油に嫌な魚スメルが合わさって失敗してたりもする。
しかしここのはとにかく美味い！ 唐揚げと言えば鶏の独壇場だと思っていたが、今マグロが唐揚げ部門で鶏を消し炭にした。レモンとタルタルというチョイスもテクい。
日本人は、刺身に寿司に鉄火丼と、とにかくマグロは生で食うべきみたいな感覚がDNAレベルで染みついていると思う。そんなこの国で、唐揚げが主力の一端を担ってそうなマグロ屋は伊達ではなかった。
「あぶりポン酢」も大正解だった。油もののから揚げはに対し、こちらはさっぱり感が極まっている。
炙られた部分はしっかり火が通っており、実に香ばしい。しかし中心部はとろとろ。そこをピリッと締める、もみじおろし。最高じゃないか。確かこいつには丼バージョンもあった。あれも美味いに違いない。
ということで、JR東海職員や鉄道系メディア民がこぞって勧める名古屋の「まぐろ小屋本店」。
ここのマグロのから揚げは、聞いていた以上に衝撃的な美味さだった。そりゃあ行きつけになるわけだ。名古屋に行ったらマストな店の1つだぞ！
参考リンク：ユニモール、エスカ
執筆：江川資具
Photo：RocketNews24.