【私の「いちばんおいしい」夏野菜レシピ】平野由希子の「夏野菜のティアン」
夏真っ盛り、色鮮やかで元気な夏野菜も出盛りです。いつものお気に入りの食べ方は、やっぱりおいしいもの。でもまだ知らない、もっとおいしい味わい方があるかもしれません! そこで、「夏野菜、大好きです」という料理研究家の皆さんに「いま、イチオシの夏野菜の食べ方」を聞いてみました。繰り返しつくっているものばかりなので、味もつくりやすさも保証付き。シンプルにして極上の「こんな食べ方あったんだ!」を楽しみながら、尽きせぬ夏野菜の魅力を存分に味わってみてください。
フランス定番の夏野菜のオーブン焼き。重なり合う野菜からうまみが生まれます。
【レシピ】夏野菜のティアン
1 ズッキーニ、ミディトマト、なすはヘタを除き、7mm厚さの輪切りにする。なすは、1%の塩水(水1リットルにつき塩小さじ2弱)に5分間ほどつける。たまねぎは縦半分に切って薄切りにする。
2 フライパンにオリーブ油大さじ1を中火で熱し、たまねぎを入れる。塩少々をふってしんなりするまで炒め、耐熱の器に敷く。
3 ボウルにAを入れて混ぜ、水けをきったなす、ズッキーニを加えてからめる。
4 2のたまねぎの上にトマトと3のなす、ズッキーニを交互に重ねて並べる。ボウルに残ったAを回しかけ、ローリエとタイムをのせる。200度に温めたオーブンで20~30分間焼く(オーブントースターで同様に焼いてもよい)。
[1人分180kcal 調理時間45分]
【教えてくれた人】平野由希子(ひらの・ゆきこ)
料理家、ソムリエ。東京都内で料理教室を主宰。フランスの家庭料理をメインに、お酒&ご飯に合うレシピを提案。2015年フランス農事功労章シュヴァリエを叙勲される。
撮影・木村 拓(東京料理写真)
取材&文・宇田真子
NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』2024年8月号より抜粋