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【大相撲】平成以降に大関昇進した力士の新大関場所成績、琴ノ若は何勝できる?

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イメージ画像,ⒸJ. Henning Buchholz/Shutterstock.com

大相撲春場所10日初日

大相撲春場所は10日に初日を迎える。注目ポイントのひとつが、初場所に東関脇で13勝を挙げて大関に昇進した琴ノ若だろう。

祖父は元横綱・琴櫻、父は元関脇・初代琴ノ若(13代佐渡ヶ嶽親方)という相撲一家に生まれ、身長189センチ、体重172キロという堂々の体格。久々に誕生した日本人大関で、横綱昇進も期待されるとなれば注目度が高まるのも当然だ。

しかし、歴史を振り返ると新大関は苦戦した例が多い。平成以降に大関昇進した力士の新大関場所の成績は以下の通りとなっている。

苦戦傾向の新大関、負け越しも8人

先代の霧島(現陸奥親方)から豊昇龍までのべ32人のうち、大関に昇進して初めての場所で優勝したのは3人のみ。うち1人は大関に復帰した照ノ富士(2021年5月場所)だったから、厳密に新大関に限ると栃東(2002年1月場所)と白鵬(2006年5月場所)だけだ。

2桁勝利はちょうど半分の16人いるものの、負け越しも8人。直前まで3場所合計33勝以上と言われるノルマをクリアしたにもかかわらず、成績を落としている新大関は少なくないのだ。

大関になると様々なイベントやメディアなどに引っ張りだこになって稽古を目一杯できなかったり、目に見えないプレッシャーがあったり、要因はそれぞれあるだろう。いずれにしても過度な期待は禁物だ。

ましてや琴ノ若は関脇を3場所で通過しており、横綱・大関など上位陣との対戦経験は決して多くない。照ノ富士には初場所の優勝決定戦も含めて7戦全敗、貴景勝には4勝6敗、霧島には3勝8敗、豊昇龍には4勝10敗といずれも負け越している。

周囲は未来の横綱を温かい目で見ることも必要だろう。誰もが「大器」であることを認める琴ノ若。近年は高安、正代、御嶽海ら大関から陥落する力士が目立つだけに、強い大関、そして横綱へと長い目で見守りたい。

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記事:SPAIA編集部

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