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ライミ版『スパイダーマン4』を進める脚本家「まだノーと言われていない」 ─ 「父親としてのスパイダーマン」描くと意欲

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サム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』シリーズ幻の第4作が進んでいる……かもしれない?実は、DC映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)の続編にてマット・リーヴス監督とともに脚本を執筆するマットソン・トムリンは、かねてよりライミ版『スパイダーマン4』脚本を独自に進めているのだ。

マグワイア主演版『スパイダーマン』といえば、2007年に『スパイダーマン3』が公開された後に終了。当初は4作目が予定されていたにもかかわらず、シリーズはアンドリュー・ガーフィールド主演の『アメイジング・スパイダーマン』(2012)に更新された。

その後、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)に奇跡の復活登場を果たしたことで人気が再燃。以来、マグワイア版『スパイダーマン4』再企画の可能性などが度々語られるようになった。

脚本家のトムリンは2025年7月の時点で『スパイダーマン4』企画に興味を抱いていることがあると。彼の関心は「父親としてのスパイダーマン」を描くというもので、トビー・マグワイアのピーター・パーカーが、夫であることと父親になることに奮闘するというものだ。

マグワイア版ピーターは『ノー・ウェイ・ホーム』で、元恋人メリー・ジェーン・ワトソンと独自の関係を今も続けていることを明かしていた。母親がMJであるかはわからないが、もしもピーターが子どもを持ち、育児とヒーロー活動の両立を描く作品に仕上がれば、スーパーヒーロー映画として新しい観点を提供してくれそうだ。

さらにこの度トムリンは、独自の脚本企画の進捗を尋ねられると、「レースを制するには、ゆっくり、着実に」と。「まだしばらく、お話できることはないと思う(ずっとないかも!)。なぜなら、多くの人や政治事情、そして僕とは全く関係のないことがうまくいく必要があるから。でも、まだ“ノー”とは言われていないよ!」と、可能性が消えていないことを示唆した。

『スパイダーマン4』については、ライミ監督自身やキャストも前向きな姿勢を示している。監督は「トビー・マグワイアのキャラクターの旅がどうなるかを考え出す必要がありますね。どんな障害を乗り越えるのか、そして、個人としてどう成長するのか」と。MJ役のキルスティン・ダンストも、「私とトビーがまた一緒に……子どももいてね」と、これは「父親としてのスパイダーマン」としてのトムリンのアイデアとも符合している。

トムリンの言うように、本当に実現させるためには乗り越えるべきハードルが無数にある。『スター・ウォーズ』でカイロ・レンの単独映画がスタジオ承認と脚本完成まで漕ぎ着けながらもは、映画企画の実現がいかに困難なものであるかを雄弁に物語っている。それでもトムリン、実現のために“Go get 'em, Tiger!”

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