【狂気のコラボ】『ゆかり使用ウインナー』が半ベソかくほどウマい!! … なら理論上は「普通のウインナーにゆかりをかける」でもイケるんじゃないか!?
スーパーの加工肉コーナーで『ゆかり使用ウインナー』(すごい名前)なる商品を見つけ、光の速さでカゴに入れた。私が購入を決めるまでの時間の短さ選手権2025暫定チャンピオンであることは間違いない。
早とちりの可能性もあるので改めて確認したところ……やはり! コレは正真正銘“あのゆかり”をウインナーと融合させたものだ。一体どんな人生を送れば、これほど狂気的かつ魅力に溢れたコラボを考えつくのだろう? まだ食べてないのに感謝が溢れて止まらない。
・ゆかりが好きだ
『ゆかり』を知らない日本人はそう多くないと思うが、念のためにご説明しておくとコレは三島食品が販売する赤シソふりかけ。今年で発売55年になる超ロングセラー。私、ゆかり大好き! みんなもそうだよね!
『やみつきになるゆかり使用ウインナー』(オオゼキで税込312円)は、ハムやソーセージを主に製造・販売する企業『フードリエ』とゆかりのコラボ商品である。
多くの人がバジルや黒コショウを想像するビジュをしているが、袋を開けた瞬間ブワワッ! とシソの香りがするので、実際に見て間違える人はいないハズ。「ゆで」「焼き」のほか、なんと「そのまま」でもおいしく食べられるのだそうだ。
私は圧倒的「焼き」派なので中火のフライパンで約4分ジュー。天然腸詰のウインナーがパリッ! とハジけた音をたてる。
・絶対ウマい(と予想)
いい感じにコンガリしたゆかり使用ウインナーがこちら。
焼いたウインナーって、なんでこんなにおいしそうなんですかね? “ウインナーとゆかりを合わせる” という発想を私は一生かかっても思いつく自信がないが、「ウマいに決まっている」という謎の確証だけある。
緊張の面持ちで…………いただきます!
ウッ!?
う、う、ううう……
ウマいよォ…………(泣)
・半ベソである
思わず半ベソになるほどウマかったゆかり使用ウインナー。ホワイトウインナーはジューシーでありつつアッサリさも併せ持つ。そこへきてゆかりの酸味が、ほんとにもう、合うったらない。合うにもほどがある。合いすぎワロタ。
前情報なしで「ゆかりコラボだ」とまで気づくかどうかは確信が持てないのだが、少なくとも「シソが入っている」ことには、普通なら絶対に気づくと思う。気づかなかったとすればご自身の味覚を疑ったほうがいい。それほど大胆かつ斬新なシソづかいなのである。
とにもかくにも、これほど期待を裏切らないコラボ商品には滅多にお目にかかれるもんじゃないだろう。圧倒的なゆかり感、ジューシーさとサッパリさの奇跡のフュージョン……開発した人、マジ鬼才!
……さて。ひとしきり感動の涙を流し終えたところで、どうしても気になることが1つ。それは「普通のウインナーとゆかりを同時食いしたら『ゆかり使用ウインナー』になるのではないか?」という問題だ。
現在『ゆかり使用ウインナー』についてネットで検索すると「売ってない」「買えない」といったワードがすぐに引っかかる。「近くに売っている店がない」という層が多数存在しているのは明確なので、いったん「ゆかりとウインナーが相性抜群」という事実だけでもどうにか証明したい。
・ヤンキーと委員長の恋
ってことで、全国どこでも確実に買える『シャウエッセン』とゆかりを用意。
パリッと焼いたシャウエッセンに、タップリゆかりをまぶす作戦を決行することにした。果たして……?
これはッ……イケるぞ!!!!!!
先ほどと同じ感想になってしまうが、肉汁と油でイケイケ状態のウインナーと、奥ゆかしいゆかりの酸味が見事に中和している。このトキメキを例えるなら“ヤンキーと学級委員長が実は両思い” みたいなノリだろうか。
ただ、やはり一筋縄じゃいかないヤンキーと委員長の恋。シャウエッセンの肉肉しさが、若干ゆかりとケンカしている感はあった。改めてゆかり使用ウインナーを食べてみると完成度の違いに愕然とする。ダテに商品化してるワケじゃねぇ。
最後にもう1つ気になる「ゆかりごはんにウインナーを入れたらどうなるのか?」問題についても検証しておこう。見た目はややネタっぽい雰囲気なのだが……
結構イケちゃうから笑うよねぇ。
結論:ゆかりとウインナーは相性最強
なお『ゆかり使用ウインナー』はフードリエの公式通販サイトでも購入可能。とりあえず雰囲気だけ感じたいという人は “適当なウインナーとゆかりの同時食い” でそれなりの感動を得ることが可能だぞ! おためしあれ!
参考リンク:フードリエ
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.