睡眠の質を上げる入浴は浴室の環境を整えることから! 特に重要な”室温”と”照明”【1週間で勝手にぐっすり眠れる体になるすごい方法】
疲れのとれ方が段違いになる”最高の浴室”のつくり方
日々の疲れを癒やし、心身をリフレッシュできるバスタイム。疲労回復と睡眠導入を促す大切な時間です。この時間をより豊かにするには、浴室の環境を整えることが重要。特に意識したいのが、「室温」と「照明」です。
まず、重視すべきが脱衣所と浴室の温度。理想はリビングと同じくらいの室温です。暖かいリビングから寒い浴室へ移動し、慌てて熱い湯に入ると「ヒートショック」のリスクが高まります。特に冬場は注意が必要です。
反対に夏場は高温に注意。浴室が暑すぎると、入浴でも汗をかくので二重に脱水のリスクが高まります。いずれにしても、浴室の温度を調節するだけで入浴事故の防止が可能に。冬場に浴室が寒くなければ、熱すぎるお湯に入らなくても済むので、健康面でもメリットがあります。また、浴室が北側にある場合は非常に冷え込みやすいので、事前に暖房器具で脱衣所と浴室を暖めておくなど、対策をしましょう。
そして、バスタイムの質を高めるのが「灯り(照明)」です。浴室の照明は、少し暗めがおすすめ。明るすぎるとリラックス効果を妨げるだけでなく、体内時計を整える「メラトニン」の分泌にも良い影響を与えません。理想はほんのり明るい程度の照明。薄暗い空間は心身を落ち着かせ、1日の疲れと緊張をほぐしてくれます。
浴室環境を少し工夫するだけで、より安全で快適な入浴が叶い、良い眠りにもつなげることができます。
ヒートショックにならないよう室温を保つ
危険なのは大きな寒暖差
脱衣所と浴室の温度が下がりすぎないようにしましょう
照明は“少し暗め”がおすすめ
暗めにするコツ①
電球を電球色か温白色にする。昼光色は覚醒してしまうのでNG
暗めにするコツ②
お風呂用防水ランタン(ライト)などを置く
【出典】『1週間で勝手にぐっすり眠れる体になるすごい方法』著:石川泰弘/監修:新見正則