【負債総額は約2,000万円】塗装工事の有限会社かわさき(新潟市北区)が破産開始決定、競争激化などの影響で低迷
東京商工リサーチ新潟支店によると、塗装工事の有限会社かわさき(新潟市北区、設立2004年1月5日、資本金300万円、川崎昇社長)は、1月20日、新潟地裁より破産開始決定を受けた。なお、負債総額は約2,000万円が見込まれる。
かわさきは、2004年1月に設立された塗装工事業者。民間企業の下請のほか、一般個人にも顧客を形成し、2014年12月期は4,146万円の売上高を計上していた。しかし、市況低迷や他社との競争激化などで受注は伸び悩み、2018年12月期の売上高は2,415万円に落ち込んでいた。
また、採算的にも恵まれず、財務内容は債務超過の状態が続いていた。その後も業況に好転材料は乏しく、コロナ禍で調達したゼロゼロ融資の返済も重荷となっていた模様で、事業継続は困難と判断し、今回の事態に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは179件目となる。