【うぶすなの郷 TOMIMOTO(とみもと)】「人間国宝第一号」である富本憲吉の生家を巧みにリノベーションしたオーベルジュ【奈良のホテル特集2024】
【うぶすなの郷 TOMIMOTO(とみもと)】「人間国宝第一号」である富本憲吉の生家を巧みにリノベーションしたオーベルジュ【奈良のホテル特集2024】
今回は奈良県生駒郡安堵町にある『うぶすなの郷 TOMIMOTO』をご紹介。
歴史
昭和30年、重要無形文化財保持者として人間国宝第1号に認定され、同36年文化勲章を受章した陶芸家・富本憲吉。その生家は、宿泊施設とレストラン『うぶすなの郷 TOMIMOTO』として生まれ変わった。
富本はこの地を「うぶすな」と呼び、自身の原点として大切にしていた。
重要無形文化財保持者(人間国宝)や文化勲章を受章した名匠の作品は、美しい染付で描かれ、今も人々に愛され続けている。
2012年に閉館した「富本憲吉記念館」の面影を残しつつ、体験型宿泊施設にリノベーションされた。
落ち着いた雰囲気の中で、静寂と美しい自然を満喫できる。
レストラン
安堵町の隣町にある法隆寺は、富本にとって身近な存在であり、彼は聖徳太子の時代から続くこの寺の由緒ある仏像や宝物を見て育った。
当建物を改修するにあたり当時の法隆寺の故・大野玄妙管長より「五風十雨」の書をいただいたことから、レストランを「五風十雨」と名付けた。
お料理
『うぶすなの郷 TOMIMOTO』内レストランでは、料理長が奈良ならではの新鮮な食材を使った、こだわりのお料理が提供される。
コンセプトは「身体に優しい料理」。
料理長自ら直売所や農家を巡って地場野菜や茸などを吟味する。その新鮮な食材を料理長こだわりのブレンドだしを使うことで、食材の本来の味を引き立てる、優しいお料理に仕上げている。
客室
宿泊客室は2室のみ。
まずは、富本が愛用した書斎をそのままに、伝統的な純和室とモダンな洋室を併設したのが「日新」。
一番高級なお部屋は135520円~
そして、一番高級なお部屋は「竹林月夜」。
1泊2食付きで135520円~。
大正時代の蔵をリノベーションしたメゾネット式の客室で、月夜に照らされる美しい竹林をイメージした「竹林月夜」。
「日新」「竹林月夜」とも、日本庭園を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができる。
『うぶすなの郷 TOMIMOTO』で過ごす時間
静かな緑に包まれた風景の中に、様々な美意識とおもてなしの心が重なり合う贅沢な空間。
客室の美しい花々からは季節の移ろいを感じ、料理の一つ一つは四季折々の豊かな味覚を感じさせてくれる。
富本憲吉の精神が息づくこの宿で、心の込められたおもてなしと特別なひとときを堪能しよう。
うぶすなの郷 TOMIMOTO
●レストラン営業時間
【ご昼食】
11:00~14:30(最終入店13:00)
【ご夕食】
17:00~(L.O.19:00)
※ご予約は随時受け付けております。
●定休日
火曜日/水曜日 ※祝日の場合は営業
●住所
〒639-1061
奈良県生駒郡安堵町東安堵1442番地
●電話番号
0743-56-3855
(お電話での受付 11:00~17:00)
●駐車場
普通車5台駐車可能
満車の場合は安堵町観光駐車場(無料)をご案内