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「父と祖母の面倒を見るために…」実家に戻った私を待ち受けていた介護の現実とは【体験談】   

シニアカレンダー

30代後半になって、私は実家のある地方都市へと戻り、父と祖母の面倒を見ることになりました。今でも続く、終わりの見えない介護体験談です。

祖母と父の面倒を見るために

それまでは、父と祖母の2人で一軒家に暮らしていたのですが、父は定年退職して以降、体力がめっきり衰えて食が細くなり、お酒ばかり飲むように。見かねて私は食事のお世話と祖母の介護のため、地元に戻る決断をしました。

祖母は、しばらくしてから足腰の不自由さからトイレを我慢していたことが原因で膀胱炎を発症して入院し、そのまま介護付き高齢者向け住宅に入ることになりました。

在宅ワークで父の介護に

それからそれほど時間がたたないうちに、今度は父の足腰が弱ってほとんど歩けなくなり、同時に認知症のような症状が出始めました。

現在、私は在宅でできる仕事を受けながら、家事全般と父の世話をしながら暮らしています。

現状、できることを

祖母も父も、もともとはとても気位が高くて人の世話になることが嫌いなタイプで、祖母は世話好き、父は人嫌いといった感じでした。

その後、祖母は人を認識しにくくなり、人に世話してもらうことが生活の一部になったためか、今では嫌がらなくなりました。父は人嫌いが一層激しくなり、外に出たがらず、酒場探訪のようなYouTubeを見ながらお酒を飲むような生活になってしまいました。

まとめ

自宅での介護は、実務としては下の世話や各種手続きを学びましたが、精神的な学びとしては、「人の一生」のようなことを考えさせられました。心に穴が空いたような空虚感があります。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:東 孝雄/40代男性・会社員

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)

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