小さな命に感謝! 早産、低体重を乗り越えてすくすく成長
4歳の男の子を育てながら、フリーランスで教育系の仕事やWebライターなどをしている“ゆづっこ”です。25歳で結婚、すぐに子どもを授かり26歳で出産しました。
大きなトラブルもなくマタニティライフを楽しんでいたのですが、妊娠9ヶ月の健診で「切迫早産」と診断され、自宅で安静にするよう言われました。
子宮頚管が短くなっている? 臨月前に自宅安静の指示
里帰り出産を決めていたので、出産予定日の1ヶ月半ほど前に帰省。出産までの残りの日々は、ベビーグッズを買いに行くなど出産の準備をしようとワクワクしていました。
ところが、転院先の病院で驚くような診断結果が出たのです。子宮頚管長が25mm以下と短く、切迫早産の可能性があるとのこと。自宅で安静にしているよう告げられました。それまでは大きなトラブルもないマタニティライフを過ごしてきた私にとって、まさに青天のへきれき…。ただただ赤ちゃんが無事に生まれて来ることを祈るばかりでした。
そんな私の心配をよそに、その後の健診で胎児は順調に成長。2000gを超え、少し早く生まれたとしてもひとまず安心できる大きさになりました。でもまさか、その数日後に出産することになるとは…。出産予定日までちょうど1ヶ月というある日のことでした。
予定日1ヶ月前。まさかの緊急帝王切開に!?
その日は朝から腹痛を感じていましたが、昼を過ぎても治まらないため不安になり病院へ行きました。病院へ到着したころには歩くのもつらいほど痛みが激しく、とうとう破水。朝から感じていた痛みは陣痛だったようです。
逆子だったため、予定帝王切開を決めていましたが、まさかこんな形で緊急帝王切開になるとは予想していませんでした。1ヶ月も早い出産になり驚きと不安でいっぱいでしたが、あっという間に出産は終了。あまりにも早すぎる展開に呆然とし、私はしばらく手術台の上で動くことができませんでした。
ただ、ひとつだけ覚えていること。それは2300gで生まれた小さな息子の顔を見たことです。うれしくて胸がいっぱいになりました。その晩私は動けず、息子は保育器にいる状態。無事出産できたのに、離れ離れで過ごす初めての夜は、とても寂しかったです。
小さくても大丈夫。元気な息子に安心
出産翌日。初めて息子と対面し、抱っこをすることができました。想像以上に小さくて軽いわが子。でも、あたたかな温もりがありました。一生懸命に手足を動かす息子から、小さいながらも命の重さを感じました。
同室には同じ日に生まれた4000gを超える赤ちゃんがいて、大きさの違いに驚きました。低体重の息子は健康に育ってくれるのか、しばらくは保育器で過ごさなければならないのかと心配ばかりでした。しかし、私の不安をよそに息子は健康状態が良好だったため、翌日には保育器を卒業。
他の赤ちゃんと一緒に新生児ベッドで眠り、授乳をして過ごせるようになりました。元気な息子の様子を見ていると、心配はありませんでしたが、やはり「大きくなってほしい」という願いは変わりません。母乳だけにこだわらず、どんどんミルクも飲ませて、こまめに体重を量りました。
息子は、35週に体重2300g、身長42cmで生まれました。想定外の早産で小さく生まれた息子でしたが、産後8日目に親子揃って退院できました。そして、生後3ヶ月頃には、発育曲線の枠のちょうど真ん中あたりまで大きく育ちました。離乳食が始まっても、よく食べてくれる子で、成長の不安などすっかり忘れていられました。4歳となった今では「背が高いね」と言われ、年齢より上に見られてしまうこともあるほどです。これからもよく食べて元気に成長してほしいです。
[ゆづっこ*プロフィール]
フリーランスで教育系の仕事やライターをしています。4歳の息子とお出かけスポット巡りをするのが趣味。おもしろい場所や楽しいことはないかと日々探しています。知育に興味があり、さまざまなことにチャレンジしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。