望海風斗、アルバムジャケットと収録曲が公開 オフィシャルインタビューが特設サイトにて公開中
ミュージカル界のトップ女優“望海風斗”が、2024年8月28日(水)に発売するメジャーファーストアルバム『笑顔の場所』のジャケット写真と収録曲を公開した。“笑顔でリングに立つための10曲の武器”との銘打つ通り、望海風斗の力強さを感じさせるボクシンググローブが印象的なアートワーク。同作品は全曲のプロデュースを武部聡志が手掛けており、今年3月にリリースしたアンジェラ・アキからの提供曲「Breath」に加え、今年GReeeeNから改名したGRe4N BOYZが提供する新曲「ミチシルベ」を収録するほか、カバー曲も含め10曲のJ-POPをコンパイルする。
現在、主演する『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の東京公演が上演中。8月に東阪で開催されるZeppでのファンクラブ会員限定イベントに続き、自身の誕生日である10月19日(土)には都内でCD発売イベントの開催も発表するなど精力的な活動を展開する望海風斗。本格的な歌手活動の幕開けを迎え、彼女がアルバムに込めた想いを語ったオフィシャルインタビューの一部が到着した。なお、インタビュー全編は特設サイトにて公開中だ。(文=望月リサ)
「願わくば、皆様の人生の一部に」
――まずは1stアルバムにかける想いを伺えますか?
宝塚歌劇団在団中から、ファンの方々からカバーアルバムを出してほしいという声をいただいていましたが、自分の中では将来的に叶えたい漠然とした夢のひとつだと思っていたんです。それがこうして、思っていたよりずっと早いタイミングで実現されたのは、声を寄せてくれた皆さんが背中を押してくれたおかげ。本当にありがたいし、とても嬉しいです。
――プロデュースを手掛けた武部聡志さんとは、2022年におこなったご自身のソロコンサート『Look at Me』からのお付き合いだそうですね。
『Look at Me』で、音楽監督を務めていただいたのが最初の出会いでした。そこでご一緒したときに、ミュージカルの世界ともまた全然違う、武部さんの音楽に対するストイックさや突き詰め方に触れて、私自身すごく勉強になったんです。また、ジャンルは違っても音楽に違いはないんだと感じさせてくださった方でもありましたから、初めてのアルバムを武部さんにお願いすると言うのは、とても自然な流れだったと思います。
――カバーする楽曲はどのように選曲されたのでしょうか?
私の希望もありますが、武部さんや周りのスタッフさんなど、みんなで出し合った曲の中から、いくつか候補に挙がった歌を1回歌ってみて、それを武部さんに聴いていただきました。そこからさらに、アルバムのテーマや私の声質なども考慮しながら選んだ曲たちです。
――『笑顔の場所』というタイトルに込めた想い、アルバムのテーマについて伺わせてください。
聴いてくださる方の人生に寄り添えるようなアルバムになったらいいなと思っていました。人生って、前に進むばかりではなく、一回とことん落ち込まないと這い上がれないときもありますよね。ですから、励まして背中を強く押すような応援歌というより、人生の中でふと立ち止まったときに聴いて、それでもいいんだと思ってもらえるような曲を選ばせていただいています。聴いて、少し息をつけるような一枚になればと思っています。
――ボクシンググローブをつけてファイティングポーズをとっている、アルバムジャケットの写真が印象的です。
そうですね。そっと優しく寄り添うだけじゃなく、ときにはみんなの替わりに私が戦いますよ、という気持ちです(笑)。
――レコーディングの様子は、どんなでしたか?
最初の方は、オリジナルを歌われている方の印象が耳に残るものですから、どうしてもその方の歌い方をなぞってしまっていたんです。でも武部さんが、もっと自分らしくエモーショナルに歌っていいんじゃないかというアドバイスと共に、私の中でがんじがらめになっていたものを、いろいろな言葉で少しずつ解きほぐしてくださいました。収録した歌に、さらに武部さんが様々なアレンジを加えてくださっていますが、そのたびに曲がどんどんドラマ性を増していく過程は、私にはまるで魔法のようで、とても楽しい経験でした。
※インタビュー全文では、それぞれの曲についても解説されている。全編は特設サイトにてチェックしてほしい。