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中華圏における「日本の盆休み」に当たる「清明節」を前日に控えた2024年4月3日、台湾東部をマグニチュード7.4の地震が襲った。過去25年の中では最大級の地震といわれており、被災地では建物の倒壊、道路の寸断などの被害が多数報告されている。日本赤十字によると、これまでに少なくとも9人の犠牲者と1067人の負傷者が確認され・42人が行方不明となっているという。

台湾は東日本大震災が発生した時、200億円以上という世界最大の義援金を寄付してくれたことを覚えている人も多いだろう。内閣総理大臣の岸田文雄が自身のXに「支援の用意がある」と投稿したことが、現地でも大きく報じられた。SNSでは、「恩返しを」という声も散見される。

ここでは、寄付で今すぐ支援する方法を紹介する。どこに寄付すればいいのか悩んでいる人は参考にしてほしい。

※詳細はそれぞれの公式ウェブサイトでチェックしよう。

<支援先>

ピースウィンズ・ジャパン
日本発のNGO団体。空飛ぶ捜索医療団「ARROWS」を運営しており、地震発生直後から情報収集を開始している。また、提携団体である台湾災害医療チーム発展協会が現地へ向かい、救助活動を開始している。

ファミリーマート
4月5日（金）～18日（木）の2週間、全国のファミリーマート約1万6300店の店頭にて募金を行う。支援金は被災された地域の自治体などへ送られる。

ピースボート
災害に見舞われた地域や被災者を支援する非営利団体「ピースボート災害支援センター」を運営している。

AAR JAPAN
日本で生まれた国際NGOで難民支援などを行っている。4月3日から台湾の障がい者支援団体と協働し、緊急支援を開始した。

JFN募金
全国FM放送協議会（JFN）に加盟する全国のFM局では、被災者支援の募金を受け付けている。

日本赤十字社
台湾赤十字は発災直後から活動し、景勝地として知られる太魯閣渓谷で閉じ込められた人々の救援や被災地付近にテントを設置するなど、活動を続けている。日本赤十字も現地の状況をふまえ、支援を検討しているとコメントを出している。4月5日から「2024年台湾東部沖地震救援金」の受け付けを開始する。

Yahoo!ネット募金は台湾地震の特設ページを開設しており、上記の被災者支援に取り組む団体への緊急災害支援募金を受け付けている。寄付方法はクレジットカードまたはTポイントから選ぶことができ、クレジットカードの場合100円から、Tポイントの場合1ポイントから寄付ができる。

各自治体の市役所
このほか、東日本大震災での台湾からの寄付に感謝の気持ちを示し、2015年から「東京高円寺阿波おどり」台湾公演を行うといったつながりがある東京都杉並区をはじめ、大きな被害の出た花蓮市と友好交流協定を結んでいる鹿児島伊佐市、台湾発の世界最大の半導体受託製造企業TSMCの工場が建設中の熊本県など、全国の自治体の県庁や市役所で募金箱を設置する動きが広がっている。最寄りの市役所などで問い合わせてみてほしい。

このほかも情報が入り次第随時、更新していく。ぜひ参考にして、今自分にできることをしてみてほしい。

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