マクラーレン、究極のスーパーカー「McLaren W1」を日本初公開
textkentaro matsuo
2024年11月13日、マクラーレン・オートモーティブは日本にて、新たなスーパーカー「McLaren W1」を初公開した。このモデルは名車McLaren F1とMcLaren P1のDNAを引き継ぎ、スーパーカーの新たな地平を拓く存在だ。
発表会では、アジア太平洋地域ディレクターのシャーロット・ディクソン氏がMcLaren W1の魅力と革新性を解説し、その後、英国から来日した最高デザイン責任者トビアス・シュールマン氏によるアンベールが行われた。さらに、プロダクトマネージャーのヘザー・フィッチ氏が開発理念と技術について詳細を語った。
McLaren W1は、マクラーレンの新しいハイブリッド・パワートレインを搭載し、1,275PSの圧倒的な最高出力を発揮する。これは、マクラーレン史上最高であり、他のスーパーカーを寄せ付けないパフォーマンスだ。
V8エンジンのリッターあたり出力は233PS、最高回転数は9,200rpmにも達する。これにEモジュールを統合することで類稀な大出力を得た。同時に軽量化とパッケージングの最適化も実現されている。
車体重量は1,399kgに抑えられ、クラス最高のパワーウェイトレシオ(911PS/t)を実現。公道からサーキットへと瞬時に走行特性を変化させるグラウンド・エフェクト・エアロダイナミクス機能も搭載し、レースモードでは最大1,000kgのダウンフォースを発生させることができる。
加速性能も驚異的で、0-100km/hは2.7秒、0-200km/hは5.8秒、0-300km/hは12.7秒未満という記録を達成。最高速度はリミッターにより350km/hに制限されている。
インテリアはマクラーレンが開発した先進素材「マクラーレンInnoKnit」が用いられ、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズによって、豊富なビスポークオプションを選ぶことができる。オーナーの好みに応じたカスタマイズが可能なのだ。
McLaren W1は、世界399台限定で製造され、価格は約4億円と噂されているが、すでに全車が完売済みである。