東京芝実績にキズのある馬は連対が厳しいGⅠ【オークス】競馬初心者講座講師：長谷川雄啓の過去10年データ分析！
オークス（日曜・東京）
３歳牝馬３冠レースの２冠目。芝2400ｍ戦、ＧⅠ。
過去10年、１番人気は〔６２０〕、２番人気は〔１３３〕、３番人気は〔３０１〕。
６番人気以下〔０４４〕、２ケタ人気馬〔０２３〕。
馬連３ケタ３回に、万馬券１本。
勝ち馬は３番人気までとなっています。
ステップレースを見ていきましょう。
最もいいのは１冠目のＧⅠ桜花賞で〔７５７〕。３着以内が12頭。
３着を外した７頭のうち、６頭は桜花賞４番人気までの馬。例外の１頭は８番人気14着馬ですが、この馬は前々走で重賞１番人気に推されており、他の６頭も前々走では重賞を勝っていました。
桜花賞で馬券圏外だった馬の取捨選択は、前々走をチェックして下さい。
次に２つのTR。まずはＧⅡのフローラＳから〔１３１〕。勝ち馬３頭に、２番人気３着と１番人気５着の馬。
ＯＰ（Ｌ）のスイートピーＳから〔０１０〕。２番人気１着馬。
その他、ＧⅢのフラワーＣから〔０１０〕。２番人気１着馬。
ＯＰ（Ｌ）の忘れな草賞から〔２０１〕。３番人気までで１着の馬。
１勝クラス勝ちから〔００１〕。芝2200ｍ戦を連勝中の馬でした。
前走が桜花賞以外で連対したのは８頭。そのうち７頭にＯＰクラスでの勝ちがあり、残る１頭（21年優勝ユーバーレーベン）にはＧⅠ阪神ＪＦの３着がありました。
前走桜花賞以外で３着に来たのは３頭で、その３頭とも芝1800ｍ以上のレースで２勝を挙げていました。
連対20頭中、15頭に重賞勝ちがあり、残りの５頭にも重賞２着かＯＰクラスでの勝ちがありました。
これを３着で見ても、10頭中８頭が満たしています。
また、連対20頭中、16頭に東京芝の勝ち、または東京芝の重賞での２、３着があり、残る４頭は東京芝未出走の関西馬でした。
必須ではありませんが、連対20頭中、ここまで連対率が60％を超えていた馬が18頭います。
なお、芝1800ｍ以上のＯＰクラスに４着以下があった馬の連対はありません。
馬券圏内30頭中、29頭が２勝以上。例外の１頭は前出のユーバーレーベンです。
キャリア２戦の馬の馬券圏内はなく、７戦以上も２着に１頭のみ。３～６戦で〔10９10〕ですから、狙いはこのあたりになりそうです。
逃げ馬の馬券圏内はありません。末脚のしっかりした馬を狙いたいところです。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』