フレンチ×ラーメンのハイブリッド系ラーメン!生田川沿いの「MEN SONAN」で唯一無二の塩ラーメンを実食 神戸市
「三宮でラーメンを食べるならここがオススメ!」とグルメ通の美容師さんに教えてもらった『MEN SONAN』(神戸市中央区)。なんでも"塩ラーメン"がメインのお店ということで、最近ラーメンの魅力にハマりだした筆者は早速足を運んできました!
阪神神戸三宮駅から歩くこと約10分、生田川沿いのビジネス街に現れたのはシンプルな外観がおしゃれなラーメン屋さん。カフェのような落ち着いた空間は女性も入りやすい雰囲気です。
三宮の創作フレンチレストラン「SONAN Development Cuisine」でも腕を振るうオーナー・楚南さんが中華店で塩ラーメンを味わった際「フレンチでも作れそう!」と気づいたことをきっかけに、3年以上の開発期間を経て2022年にオープン。研究のために食べ歩いた塩ラーメンはなんと200軒超え!試行錯誤を重ねた味わいはラーメンファンのみならず、近隣のオフィスワーカーや女性の一人客にも愛されているそう。
メニューは店内入ってすぐの券売機でオーダー。定番人気の塩ラーメンのほか、アレンジを加えた季節限定ラーメンなどが並びます。
ス―プのベースにはフレンチでもお馴染みの"ブイヨン"を使用。店頭で煮込まれる鶏ガラと大量の野菜は圧巻の光景です!また"MEN SONANの命"というかえしにはアサリやホタテといった貝類の旨味エキスをギュッと凝縮。ほかにも今までオーナーが培ってきた技術や知識をもとに様々な具材を掛け合わせているそう。
「ラーメンをやるなら絶対に製麺をしたかった」という強い思いから店内には製麺室も設置。こだわりの麺には国産小麦と外国産小麦を独自でブレンド、さらに全粒粉を練り込み、つるりとコシのある食感とふわっと広がる小麦の香りを実現しているそう。
お店のこだわりを聞くだけお腹が鳴りそうな筆者。この日は同店定番の「塩ラーメン」を注文してみました。
かいわれ、鶏・豚それぞれのチャーシューが一枚ずつ、そしてシャキシャキ食感も楽しい刻んだ玉ねぎをトッピング。
貝の旨味が存分に感じられる滋味深いスープには、鶏ガラや様々な野菜の味も感じられ複雑な味わい。あっさりとしつつも奥深いまろやかさ、さらにほのかに香るニンニクの力強さも加わり死角なしのおいしさです!
お客さんから「麺だけでも販売してほしい!」と言われるほどの究極麺は細めの平打ち麺。びっくりするほどのつるっつる食感で喉越しも最高!一口すするとどんどん口の中に入っていく不思議な感覚です。
「雪印バター」や「生海苔ナムル」、「柚子胡椒」など、多彩なトッピングを追加することにより味わいも変化するそうなので、何度も通ってお気に入りの組み合わせを見つけるのも楽しそう!
この時期おすすめという冬季限定の『塩みそきん』には"餅巾着"のような気になる見た目のトッピングが…。
実はこのラーメン、スープは先ほどの塩ラーメンと全く一緒のもの。お揚げでできた巾着の中に味噌が入っており、それを溶かすと味噌ラーメンになるそう。塩ラーメンとみそラーメン、どちらも味わえる嬉しい仕掛けに驚きです。
そっと味噌を溶かすと先ほどのスープが濃厚な味噌味に!一見塩味が強くなりそうですが、スープはよりマイルドに感じられます。
こちらの麺には味噌と相性のいい中太麺を採用。もちもち食感の麺は舌触りも心地よく、バターが溶けだした濃厚スープと相性抜群です!もう少しで販売終了になる予定なので、気になる人は早めの来店がおすすめです。
和の食材なども使用するイノベーティブスタイルのフレンチ店で研鑽を積んだ楚南さんだからこそできる「フレンチ×ラーメン」の新たな味わいに感動。
駅からは少し離れますがそれでもわざわざ食べに行きたくなるような"唯一無二の塩ラーメン"に再訪を心に決めた筆者でした!
場所
MEN SONAN
(神戸市中央区磯上通2-2-25 グランドメゾン三宮107)
営業時間
11:30~15:00
17:00~22:00