【ブチギレ】丸亀製麵のご当地つけ汁、千葉が『辛旨肉ラー油つけ汁』ってどういうつもりだ！ 元千葉県民が食べてみた結果…
2024年11月1日、丸亀製麵が「わがまち釜揚げうどん47」なる壮大とも暴挙とも言える新イベントをスタートさせた。各地域の食文化にちなんだ47都道府県のご当地つけ汁を、都道府県ごとに販売しているのだ。
単純に考えて、47つもレシピを考えるなんて大変そう！ 丸亀よくがんばった!! ……と言いたいところだが、ちょっと待て。我が出身地、千葉県の様子がおかしくないか……？ おいおい、千葉の魂が入ってねえじゃねえか！
・最高の企画
どの県でどんなつけ汁が販売しているのか？ それについてはこちらの記事をご覧いただくとして、個人的にこういう企画は大好き！ 丸亀の中の人たちはそれはそれは面倒だったハズであるが、実現までこぎつけたことに敬意を表したい気持ちでいっぱいだ。
一方で、馴染みの深い都道府県のご当地つけ汁はとても気になる！ 特に生まれ育った地元のご当地つけ汁とくれば、気にならない人などいないだろう。かくいう私はレぺゼン千葉。その千葉県のご当地つけ汁はというと……
辛旨肉ラー油つけ汁 ひと口ごはんつき
……はて？
・ピーナッツは……？
意味がわからなさすぎて目がチカチカしてしまったが、いったん「辛旨肉ラー油つけ汁」については置いておく。いや別に「辛旨肉ラー油つけ汁」でもいいよ？ ただ千葉県の誇りが入ってないじゃないか……。
まずはピーナッツを入れんかい！
千葉県民のソウル食材といえば、ご存じ落花生。正直、私が生まれ育った地域だと落花生の収穫高はほぼゼロであり、給食で “みそピー” が出たことは1度も無い。ケンミンショーを見るたびに「ウソつけ！」と思ったことは事実である。
だとしても、幼い頃から「千葉県 ＝ 落花生」と刷り込まれ続けた結果、多くの千葉県民は「ピーナッツとミッキーマウス」を心の拠り所にして生きているのではないだろうか？ だからこそ……
ピーナッツを入れんかい!!
今でこそ東京都民っぽい顔をして生きているが、私の魂は常に市川市ならびに千葉県と共にある。ピーナッツの入っていない「千葉県のご当地つけ汁」などあり得るのか？ これは確かめねばなるまい。
・本八幡へ
というわけで、小学5年生の時にカツアゲされた “シャポー” のあるJR本八幡駅の丸亀製麵へ急行！ この際「辛旨肉ラー油つけ汁」でも仕方ない。……が、どうにかピーナッツよ入っていてくれ……!!
1日50食限定の「辛旨肉ラー油つけ汁 ひと口ごはんつき（並・790円）」を注文し、静かに料理が来るのを待つ。パッと見た感じはラー油の主張が強く、ピーナッツの気配は感じられなかった。
で、まずは味の感想から。辛旨と言いつつも実は甘めのつけ汁で、おそらく千葉では著名な「アリランラーメン」にインスパイアされているのだろう。玉ねぎの甘さとひき肉の旨味が良く出ており、味自体に文句はない……が。
やっぱりピーナッツを入れんかい！
当然ながらピーナッツの遺伝子は皆無で、私の千葉魂を揺さぶるには至らなかった。いや美味しいよ、全然ウマい。ただ記念すべき1発目のご当地つけ汁ならさ……
ピーナッツを入れんかい!!
聞けば「ご当地つけ汁」は、600を超える応募の中から厳選された47品が商品化されたとのこと。応募の中にはピーナッツにちなんだつけ汁もあったに違いない。それでも丸亀としては「商品化には至らない」という判断だったのだろう。
でもピーナッツを入れたらんかい！
・切望
なんならうどんの横に苦し紛れの落花生が置いてあるだけでイイ!! 最悪、中国産でもイイ！ 千葉県産の落花生は超高級なので私自身、数えるほどしか食べたことがない。それでも「千葉県 ＝ 落花生」なのだ。
先述のように、個人的にこういう企画は大好きである。そしてきっと丸亀製麵の中の人たちは「2度とやりたくねえ」と思うほど、面倒な企画だっただろう。それでも俺は信じてる……2回目の「ご当地つけ汁」があることを。その時は……
千葉にピーナッツを入れてください。
──完──
参考リンク：丸亀製麺「わがまち釜揚げうどん47」
執筆：P.K.サンジュン
Photo：RocketNews24.
