【その頭痛、もしかして気象病?】静岡県も梅雨入り。低気圧が来ると訴える人が多い頭痛やだるさの正体と「セルフチェック法」を紹介
今週、静岡県を含む東海地方が梅雨入りしました。梅雨の時期や悪天候の日に、頭痛やだるさ、関節痛などで普段より体調が悪くなる…。こんな症状に悩まされている人は、もしかすると「気象病」かもしれません。近頃よく耳にする「気象病」とは何か。要因や具体的な症状、セルフチェック法などを紹介します。
※このコンテンツは、さまざまな気になる症状と病気について気軽に調べることができる症状検索エンジン「ユビー」に寄せられた質問から抜粋、要約しています。
<目次>
・「気象病」ってどんな病気?どんな人がなりやすい?
・片頭痛や耳鳴り・めまいなどでセルフチェック!
・持病がある人と無い人で異なる対処法
「気象病」ってどんな病気?どんな人がなりやすい?
「気象病」は梅雨や台風シーズン、寒暖差の激しい季節の変わり目などに、気圧や温・湿度、日照時間などの変化が引き起こす体調不良の総称。「気象病」という名前は医学的に正式な名称ではありません。
普段から慢性的な頭痛(片頭痛)がある人は、気圧の変化や悪天候が近づくことで痛みが悪化する傾向があります。また、気圧の変化を感知する耳の器官が敏感で、自律神経が乱れやすい人は特に起こりやすいと言われています。
片頭痛や耳鳴り・めまいなどでセルフチェック!
梅雨時や雨の日、台風の時期などの決まった天候の日に以下のような症状が表れる人は「気象病」と言えるかもしれません。
・頭痛がする(片頭痛、緊張性頭痛)
・耳鳴り、めまいが起こる
・持病の症状が悪化する
天候と体調の変化については実際に研究され、関連があると考えられています。例えば、
・外傷後疼痛
・関節リウマチの痛み
・帯状疱疹後神経痛
・脳卒中やその他の神経疾患によるしびれや痛み
・三叉神経痛
・線維筋痛症の痛み など
元々痛みを伴うこれらの病気がある人は「痛みが悪化する」との報告が寄せられています。
また、気管支喘息も症状が悪化することがあります。
持病がある人と無い人で異なる対処法
症状が出た時の対処法は、持病がある人と無い人で違ってきます。
持病がある人は、持病に対する治療の強化などを主治医と相談することが大切です。元々頭痛持ちの人は、天候が不安定な日に外出する際、万が一発作が起きた時の常備薬を持って出かけるとよいでしょう。
発作の回数が多くてつらい場合は、予防薬の内服開始や変更を検討してもいいかもしれません。主治医に相談しましょう。
持病はないものの、雨の日や梅雨、台風など、同じ悪天候下で体調不良になる場合は、自律神経を整える規則正しい生活を心がけてください。それでも辛い時や不安な時は、内科や漢方内科を受診し、相談すると良いでしょう。
また、症状検索エンジン「ユビー」では質問に沿って回答するだけで無料で「気象病」かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
■出典元:気象病 ユビー病気のQ&A