B'zの稲葉浩志氏と「リーボック」のコラボスニーカーの不良品でジェイドグループが営業利益を下方修正
「ロコンド(LOCONDO)」などを運営するジェイドグループは1月14日、2025年2月期の第3四半期決算(3月1日〜11月30日)を発表した。売上高は142億5100万円(前年同期比39.3%増)、営業利益は10億2900万円(同34.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億9100万円(同68.1%減)と増収減益だった。
ファッションECサイト「マガシーク(Magaseek)」を運営するマガシーク社が連結子会社となったため、ECモール事業の取扱高が前年同期から62.5%増となり、売上高は62億5800万円(前年同期比34.7%増)だった。ブランドの自社ECサイトを支援するプラットフォーム事業は、マガシーク社の買収によって49ブランドとなり、売上高は39億8500万円(前年同期比95.8%増)と倍増した。「リーボック(Reebok)」などを手掛けるブランド事業は売上高は46億8500万円(前年同期比5.5%増)だった。
一方で、2025年2月期通期の連結業績予想は、営業利益以外は未定とし、営業利益は17億円を計画していたが15億円(前年比11.0%減)に下方修正した。ジェイドグループは、第4四半期中に出荷を予定していた「リーボック」とB'zの稲葉浩志氏とのコラボスニーカーに製造不良が発覚し、キャンセルや返品、さらに再生産に伴う追加費用等も発生するため営業利益の計画達成も困難になったとしている。「リーボック」は、稲葉浩志氏が普段から愛用しているブランドとあってファンも期待していたコラボだった。