上昇ムードのヤクルトは45日ぶり高梨裕稔で首位叩き狙う、長期ロード初戦の阪神は“燕キラー”伊藤将司
1勝3敗、防御率3.67の高梨
ヤクルト高梨裕稔が1日の阪神戦(神宮)に先発する。今季は9試合で1勝3敗、防御率3.67。6月18日に二軍落ちして以来、イースタン・リーグで5試合の登板を経て45日ぶりの一軍マウンドだ。
阪神戦は今季初登板。昨季は2試合で1勝1敗、防御率2.92だった。決して相性は悪くないが、やはりセ界の本塁打王・佐藤輝明や森下翔太らの一発には細心の注意を払いたい。
チームの連勝は8でストップしたものの、村上宗隆の復帰や元阪神・青柳晃洋の獲得など明るい話題も多い。上昇ムードに乗って首位叩きなるか。
4勝0敗、防御率1.03の伊藤
一方の阪神は伊藤将司が先発する。今季は4月11日に抹消されてから2カ月間の二軍調整を余儀なくされたが、6月18日のロッテ戦から4連勝するなど計7試合で防御率1.03と一軍復帰後は安定している。
ヤクルト戦は2試合16イニングを投げて2勝、防御率0.00。6月29日は2安打完封、7月13日も7回3安打無失点と完璧に封じ込んでいる。
7月30日に点灯した優勝マジック39は1日で消滅。高校球児に甲子園を明け渡すため、かつては「死のロード」と言われた長期遠征が1日からスタートする。
現在は京セラドーム大阪での試合が組まれ、他のドーム球場も増えたため死語となりつつあるが、それでも毎年のようにロードの勝敗が取り沙汰される。甲子園に帰ってくる8月下旬にどんな状況になっているか。まずは1日の初戦を取りたい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・山﨑伊織-DeNA・A.ジャクソン(東京ドーム)
広島・髙太一-中日・K.マラー(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
西武・隅田知一郎-ロッテ・小島和哉(ベルーナドーム)
オリックス・A.エスピノーザ-日本ハム・加藤貴之(京セラドーム大阪)
ソフトバンク・上沢直之-楽天・瀧中瞭太(みずほPayPay)
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記事:SPAIA編集部