イタリア料理界の巨匠が監修する優しく繊細なパスタ♪大丸神戸店の『アルポルトカフェ』 神戸市
今年8月にオープンした『アルポルトカフェ 神戸店』(神戸市中央区)。老舗・名店ぞろいの大丸神戸に新しい風を吹かせ、ランチもカフェもディナーも使い勝手が抜群のイタリアンです。
同店は、イタリア料理界の巨匠・片岡護シェフが展開する東京・西麻布の『アルポルト』が母体となっています。もっとカジュアルに楽しんでほしいと2002年、阪急うめだ本店に1号店を開店、22周年を迎えたタイミングで神戸に進出し、現在は日本橋・京都の3店舗構えます。
17時まで注文することができる「本日のパスタセット」を実食。そのほか、好きなパスタが選べる「ランチコース」(3,000円~)などもありますよ。
この日は「フルーツトマトとバジリコのベッペ風トマトソース」がお目見え。片岡シェフが修行中に出会った料理人“ベッペさん”が考案したと伝わるレシピで、シーズン中のフルーツトマトは北海道・余市産を、現在は九州のもの使っています。
パスタへの情熱が強い片岡シェフも愛用している「ディ・チェコ」のフェデリーニ(1.4mm)を採用。細めのパスタだからこそ、ソースが絡みやすく歯切れも抜群♪
トマトの甘みやまろやかな酸味が心地よく、バジリコの鮮烈な香りに食欲が増進!素材の旨みを生かしたおいしさで年代問わず楽しめそうな印象です。
パンは地下1階に店を構える『ポール・ボキューズ』のバゲットと「石窯ライ麦パン」が登場し、オリーブオイルに合わせて温かいうちにどうぞ。
デザートにも力を入れている同店。定番メニューのほか、シーズンごとに(約2カ月間隔で)変わるケーキには「ゆきだるま」など、見た目も可愛らしいものがそろっていました。
なかでもおすすめのデザートは「ふわっと溶ける自慢のティラミス」。『アルポルト』の隠れた名物メニューでもあり、40年以上変わらぬレシピで提供されています。
泡立てた卵黄とマスカルポーネチーズを使って甘さは控えめ、エスプレッソ用のコーヒー粉やラズベリーなどが添えられています。材料がシンプルなゆえの繊細な味わいで、想像以上のふわふわな口どけに思わず笑みがこぼれます。
同店では『UCCコーヒープロフェッショナル株式会社』が展開する、UCCのラグジュアリーコーヒーブランド「Largo(ラルゴ)」を導入。焙煎直後の豆を、独自開発したアルミ特殊缶に完全密封することで“香り”と“鮮度”にこだわった1杯が生まれます。
カフェラテにも「Largo」の「ダークロースト」を使い“ダークチョコレート”のような深く濃厚な味わいが特長です。
写真は裏メニューの「カフェ・コン・パンナ」。エスプレッソのうえに生クリームと「Largo」の豆を挽いた粉が乗り、がつんとした苦みとクリーミーさが合わさった不思議な逸品です。
ヨーロッパ×和モダンな雰囲気を取り入れた明るい空間。あえてテーブルクロスは敷かずに(コース料理によって状況は異なります)、カジュアルさを演出しています。
12月25日までは「クリスマスコース」(8,000円)も用意されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
場所
アルポルトカフェ 神戸店
(神戸市中央区明石町40 大丸神戸店9F)
営業時間
11:00~21:00(料理 L.O.20:00、ドリンクL.O.20:30)
定休日
不定(大丸神戸店に準じる)