猫にまつわるマニアックな『カタカナ用語』5選 お腹のタプタプ、耳の房毛…なんていうか知ってますか?
あなたはいくつ知っている!?猫にまつわる『カタカナ用語』
猫の顔や体を観察してみると、お腹に謎のタプタプや耳に房毛、更には特殊な耳たぶがあることに気がつくでしょう。
これらの部位には『カタカナ用語』があることをご存知でしたか?
今回は、思わず自慢したくなるマニアックなカタカナ用語を5つ紹介いたします。
1. プライモーディアルポーチ
プライモーディアルポーチとは、猫特有の腹部のたるみのこと。通常"タプタプ"と呼ばれている部位のことです。
別名では『ルーズスキン』ともいいますが、そもそも何のためにあるのでしょうか?
猫の腹部にたるみがあるのは、内臓を保護するためのクッションや、アクロバットな動きを可能にするためといわれています。そのため、ハンターとして生きる猫にはなくてはならない存在です。
つまり猫が反射的に身をよじったり、全身を大きく使いながら猛ダッシュができるのも、全てはプライモーディアルポーチがあるおかげといえます。
2. リンクスティップ
耳の先端から伸びる毛の束(房毛)をリンクスティップといいます。これが顕著に目立つ猫種はメインクーンです。
別名『ヤマネコの耳毛』と呼ばれるこれは、狩りをするのに役立ちます。というのも、僅かな音も逃さずキャッチできる優れもので、風の動きや獲物の位置を正確に捉えることが可能です。
ちなみに、立派なリンクスティップを持つメインクーンですが、その性格は非常に温和です。ワイルドな見た目とは裏腹に、親しみやすい猫といえます。
3. ヘンリーズポケット
ヘンリーズポケットもリンクスティップと同様、『耳』にまつわるカタカナ用語です。ヘンリーズポケットは、耳たぶとは別の小さなフリル状の部位のことを指します。
日本語で緑皮嚢(えんぴのう)と呼ばれるこの部分についてはまだ不明なことも多く、獲物の出す高周波音をより聞き取りやすくしたり、耳の可動性を高めたりするといわれています。
また、ヘンリーズポケットはフェレットや一部の犬種にも見られることが知られていますが、どのような動物に共通しているのか、どの程度の役割を果たしているのかはまだ明かされていません。
4.ラフ
ラフとは長毛種の胸元にあるフサフサとした被毛のことで、ライオンでいう『たてがみ』のような毛です。
長毛種のシンボル的な存在で、とくに冬場は寒さから身を守るために冬毛になることから毛量が増し、一際目立つようになります。
しかし、家猫の場合は食事の際に汚れてしまうというトラブルもしばしば……。
特に子猫時代は悩みの種になりがちです。『ヨダレ掛け』などを活用して対処すると、毛を汚さずに食べられるためおすすめです。
5.ポー
『猫のポー』という言葉を耳にしたことはありませんか?これは足先を表す英語で、クリームパンのような見た目の足を意味します。
ちなみに肉球は『ポーパッド』です。通称"猫のおてて"は、見ているだけで癒されますよね。人気の高いパーツで、「ここが好き」という方も多いのではないでしょうか。
まとめ
今回は、ちょっぴりマニアックな『カタカナ用語』を5つ紹介いたしました。
猫の体にはまだ解明されていない部分や、その独特な構造に役割があることがわかっています。リンクスティップやヘンリーズポケットのような耳に関連する部位も、猫の高い感覚機能に貢献しているのかもしれません。
猫との暮らしがさらに楽しくなるように、これからも猫の体や習性について学び、理解を深めていきましょう。
クイズ形式にしながら、ご家族やお友達と共有してみると楽しく学べますよ。