関西版オーケー「コノミヤ」のジャンボチキンカツが凄すぎて戦国時代の到来を感じた / Xデーは11月下旬か
突然だが、あなたはスーパーの総菜コーナーでビビってしまったことはあるだろうか。飽和の時代、庶民的なスーパーマーケットの惣菜コーナーなんて、どこもそんなに変えられるもんじゃない。細かいコスパの差はあれど、ビビるようなものはない。
そう考えていた時期が私(中澤)にもありました。しかし、先日、関西のスーパーマーケット「コノミヤ」の惣菜売り場をうろついていたところ、思わず置かれている惣菜を2度見してしまった。え? 今、視界に入ったものは何??
・勢いのあるコノミヤ
東と西で全く違うスーパーマーケット事情。普段、東京に住んでいると、関西のスーパーとか全く伝わってこないんだけど、お盆で実家の大阪に帰省したところ、近所に「コノミヤ」というスーパーができていた。
調べてみたところ、コノミヤは関西を中心に展開する地域密着型のスーパー。M&Aなどで業容を拡大して、コロナ禍でも着実に成長し、グループの店舗数が100店舗を超えたスーパーなのだという。私が訪れた鶴橋駅前店も2023年にオープンしたところ。
関東のスーパーで例えるなら、オーケーみたいな勢いを感じずにはいられない。東も西もスーパー戦国時代だなあ。いずれ東西が関ケ原でぶつかるんだろうか?
・ぼんやりと歩いていたら
ぼんやりと散歩の延長で店内に入った。店内をグルッと散歩したところ、精肉コーナーが充実している印象。広さの割にサイズ感の大きいパックが置いてある。
とりたてて目立つ部分がないのは、まさしく地域密着型スーパーだ。強いて言うなら、税抜298円のかつ丼があるのがこれまたオーケーっぽい。関西版オーケーか。そんなことを考えながら流れるように出ようとした時、視界の片隅に入った何かに違和感を覚えた。
・2度見
ん? なんだ今の? チキンカツに見えたが、めちゃくちゃデカかった気がする。いや、他のお惣菜は普通だし、チキンカツだけデカイなんてことはないだろう。目の錯覚に違いない。そう思いながらも、念のためもう1度よく見てみたところ……
デッッッッッカ!
なんでチキンカツだけこんなデカイねんおかしいやろ!! 思わず関西弁になってしまうくらいデカかった。普通のチキンカツの2倍くらいある。
・安さ
商品名には「ジャンボチキンカツ」と書かれているが、こんなに名前負けしてないジャンボはなかなかレアだ。しかもプラケースをよく見ると税込429円と書かれている。やっっっっす!!
そこで買ってみたところ、真っ昼間なのになぜかレジで10%オフになって386円だった。どうやら、コノミヤは毎週月曜日に店内商品が全品10%オフになるらしい。スゲエ……!
・食べてみた
しかし、安いから味が悪いのかというと、そんなことはない。食べてみると、柔らかいむね肉がカリカリに揚げられた衣とマッチしている。むね肉だけど口の中がパサつくことがなく普通にウマイ。
これだけで2食イケるくらい量があるので、むね肉にはこだわりがあるっぽい亀沢郁奈記者に与えてみたところ、「これはウマイむね肉だね」とのことであった。
・Xデーは11月か
なお、オーケーの公式サイトによると、2024年11月下旬に東大阪の高井田に関西エリア初出店するという。高井田と言えば鶴橋からチャリで行ける範囲。日本のスーパー業界が密かに動き出している。この流れはもう止まらない。
オーケーがコノミヤのジャンボチキンカツに出会う時、それは天下分け目の口火を切るXデーとなるかもしれない。はたして、日本のスーパー界はどうなってしまうのか? 息を呑んで見守りたい。
・今回紹介した店舗の情報
店名 コノミヤ鶴橋駅前店
住所 大阪府大阪市東成区東小橋3丁目10-31
営業時間 9:00~22:00
定休日 無休
参考リンク:コノミヤ、オーケー
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.