朝にコップ1杯の水を飲むことで自律神経が整う!?その理由は?【眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話】
起き抜けの水が自律神経を整える!
朝の習慣として、ぜひ実践してほしいことが一つあります。それは、起き抜けにコップ1杯の水を飲むことです。私たちの体の60%は水でできています。命の源ともいえる水は、自律神経にも大きな影響を与えるのです。
緊張したりパニックになったりしているときに水を飲むと、気持ちが落ち着き、冷静さを取り戻すことができます。これは、水によって腸が刺激されることで副交感神経が高まり、自律神経が整えられるためです。さらに体内時計のリズムも整い、自律神経の安定に役立つのです。
朝の水にはほかにもたくさんのメリットがあります。寝ている間にオフになっていた胃腸のスイッチが水を飲むことでオンになり、食べ物を受け付ける準備が始まります。腸のぜん動運動が促され、便秘の改善にも期待が。
また、体の水分が不足した状態が続くと血管がダメージを受け、血液もドロドロになっていきます。夜間に水分をとれない分、朝は特に脱水状態が進んでいるため、速やかな水分補給が不可欠なのです。
とり方のポイントとしては、最初に一度軽くうがいをし、寝ている間に口内に繁殖した雑菌を洗い流します。そのうえで胃腸にやさしい常温の水を飲むのがおすすめ。朝いちばんのコップ1杯からスタートし、1日で1~2リットルの水をこまめにとるよう心がけましょう。
コップ一杯の水を飲むことで、1日が高いパフォーマンスで過ごせるということをぜひ知っておいてください。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』 著:小林弘幸