幼い頃に感動したチーズケーキを再現♪個性的かつシンプルに 住吉のチーズケーキ専門店「パティスリーカッサレード」で3種類のケーキを楽しんできました 神戸市
スイーツの激戦区・神戸市東灘区で20年以上営む、チーズケーキ専門店「パティスリーカッサレード」に行ってきました。
幼い頃は、アメリカ・サンディエゴで暮らしていたというオーナーシェフの大西秀輝さん。当時隣に住んでいた料理好きのErryさんが焼いてくれる「チーズケーキ」に感動し、“このチーズケーキの味をもっとたくさんの人に伝えたい”と思ったのが同店のはじまりです。
Erryさんからレシピや焼き方を教わり、日本に戻ってからも独学で研究。彼女からお墨付きをもらったうえで、原点ともいえる「スクエアチーズケーキ」が誕生しました。
オーストラリア産のクリームチーズを使い、上にはくるみを混ぜたそぼろ状のクッキーが乗ります。舌にねっとり絡むクリーミーなチーズに、サクサクとした口当たり、そして隠し味に瀬戸内海・大崎上島の無農薬レモンをしのばせて、後味はさっぱり爽やかです。
ケーキはテイクアウトのほか、イートイン利用も可能です。1度に2~3種類のケーキを食べる人が多いそうで、ほかにもおすすめの商品を実食しました。
写真奥の「トリプルチーズケーキ」は、その名のとおり3種類のチーズが美しい層になっています。下からベイクドチーズ、マスカルポーネのムース、レアチーズクリームが重なり、そのうえにスポンジクラムと砕いたクッキー生地をトッピング。
3層合わせて口へと運ぶと、クリーミーな甘さが広がりあっさり風味で食べやすい。軽やかな口当たりで、やさしいチーズの味わいのなかにクッキーの塩味がいいアクセントに。子どもからお年寄りまで幅広い世代に人気のようです。
「バスクチーズケーキ」は、生クリームをやや多めに使い、高温で焼き上げて焦げ目を付けていきます。キャラメルのほろ苦さとクリームチーズの甘みがじんわり広がり、しっとりなめらか。さまざまなチーズケーキを試したうえで、結局これを選んでしまいそうな安定感のあるおいしさです♪
「バスクチーズケーキ」は、ラム酒やゴルゴンゾーラ、ピスタチオ、チョコレートなど、約7種類ほどスタンバイ。
ショーケースには最大25~30種類のケーキが並びます。すべての種類が焼きあがる11時から12時頃に訪れるのがおすすめで、1個から電話予約もOKです。
焼き菓子は20種類以上。開業以来愛されている「瀬戸内レモングラスマドレーヌ」は、チーズケーキ同様「無農薬レモン」を使って甘酸っぱく。レモン果汁の糖衣でコーディングして、外はさっくり、中はしっとりと、食感がおもしろく手土産にも喜ばれそう。
カフェスペースの大きな窓からはぽかぽかした日差しが差し込みます。
夏に向けて「せとか」を使った柑橘系やマンゴーなどのケーキも登場予定。これだけラインナップが豊富ですが、まだまだ導入できていないチーズがあるそうで、“世界のチーズの数だけケーキを作っていきたい”と、大西さんの挑戦はこれからも続きます。
店舗
パティスリーカッサレード
(神戸市東灘区住吉宮町7-2-10 OCビル1F)
営業時間
10:30~20:00
定休日
日・月曜日
TEL
078-821-3553