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師岡地区が2年間無火災達成 港北消防署 感謝状贈呈

タウンニュース

左から竹下区長、鈴木会長、長谷部宏光港北消防署長

2年間の連続無火災を達成したとして師岡地区連合町内会(鈴木大成会長)が6月21日、竹下幸紀港北区長から表彰を受けた。

連続無火災表彰は、日頃から積極的に出火防止に取り組み、防災に対する近隣の協力体制を確立している団体に対して世帯数や無火災の期間に応じて行われる。町内会の世帯数が5千世帯未満で2年間無火災の場合は、区長表彰が行われる。

師岡地区連合町内会は4つの町内会で構成され、加入世帯数は3975世帯。2022年6月5日から24年6月3日にかけて、2年間の連続無火災を達成している。

港北消防署総務・予防課の岩崎暢樹係長によると「地域の人々の備えや町内会の防災訓練、消防団の巡回など日々、地道に取り組んだ結果」だという。表彰を受けて鈴木会長は「おかげさまで立派な賞状をいただけた。これからも地域として火災予防に気をつけていきたい」と話した。

前年比は減少

6月20日現在の市内の火災件数は305件(前年354件)、港北区内は31件(同39件)と減少傾向にある。しかし、火災による死者は市内が16人(前年7人)、区内が3人(同1人)と増加した。岩崎係長は「死者のほとんどが、体を動かしづらく、逃げ遅れてしまいがちな高齢者。周りのサポート等、日々の備えを強化してほしい。当署としても、防災訪問等で呼びかけを行うなど、引き続き地域と連携していく」としている。

区内の主な出火原因はコンロやストーブ、たばこの不始末。一方、市内では多い「放火」は上位に挙がらなかった。

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