患者も腕を伸ばしてお風呂に入りたい!誰もが入れる温泉とは?両側乳がんになりました251
パリ五輪。ゆかりある競技・後輩が出場していて寝不足気味、です。
疲れを癒したいとき、、、真っ先に浮かぶのは温泉ではないでしょうか。
でもがん患者さんはじめ、手術などで身体に傷を持つ方にとってはハードルが高いのも事実です。
手術から丸5年がたちましたが、いまだ傷の残り方やその形の崩れに(両側全摘)思うところがあります。
癒されたいのに両手を広げてくつろぐのは勇気がいる作業です。
「傷が子供さんのこころを傷つけるのでは?」
「視線に耐えられない」
「こそこそすることになるので落ち着けない」
入浴着などを私も支援しているところですがまだまだ理解が広まらない状況ではあります。
過去にも記事を書いていますが、北海道の温泉の女将のみなさんがピンクリボン活動をスタート更なる期待をもっています。
北海道の温泉の女将のみなさんが『ピンクリボン活動』をスタート!どうしたらみんなゆったりくつろげる?SODANE
必要となるのは可視化されたデータ
こうした動きをきちんと可視化して良い方向に導きたい、と研究されている方がいます。
誰もが旅行を楽しめるためのツーリズムのあり方について研究を続けておられるのは(公財)日本交通公社の観光研究部 上席主任研究員の相澤美穂子さん。
特にがん患者・サバイバーさんに焦点を当てて取り組まれています。
是非、記事をご一読ください。
多様性観光を支える視点:乳がんサバイバーの入浴支援から考える
「人目が気になる」という声が多いのは、やはり患者さん自身が周りへの気遣いをされているから。
大変な思いをされているからこそ、癒されてほしい、そう思います。
記事の中でも紹介されているのは「乙女温泉」。
札幌でもぬくもりの宿ふる川さんで「入浴着着用」バージョンで行われています。
10月にもありますので、患者さんでゆったりと癒されたいよ、という方はぜひ参加されてみてはいかがでしょうか?
乙女温泉@ぬくもりの宿ふる川
2024年10月21日(月)正午~午後3時 (要事前申し込み・・先着20名)
https://www3.htb.co.jp/cgi-bin2/webform/webform.cgi/pinkribbon/form
参加費用:1000円