【ガチ検証】銀座の「高級寿司食べ放題(5379円)」は実際のところどうなのか? スシロー派が確かめてみた
ぶっちゃけた話、ここ数年、寿司を食べるならスシローやはま寿司にしか行っていない。子連れであることも関係しているが、味もコスパも「回転寿司で十分」と感じているのが正直なところだ。
そんな私(サンジュン)がつい先日、たまたま発見したのが「高級寿司食べ放題」の看板。お客さんがズラリと並んでいたが……ふむ。価格は5379円──。非常に悩ましいラインである。
・絶妙なライン
当然ではあるものの「寿司の食べ放題」はそれなりにお値段が張る。体感で都心なら5000円が最低ラインで「それなら3000円くらいで済むスシローに行っちゃうな~」と考える方も多いのでないだろうか?
さらに言えば、食べ放題はお店によって「ワンドリンク制」「座席料」など見えない追加料金が発生することもしばしば。店に入ってから「5000円じゃないの?」と思っても、後には引けないのがやるせないところだ。
だがしかし、私が発見した銀座の『雛鮨(ひなすし)』には平日の夜であるにもかかわらず、ズラリとお客さんが並んでいた。行列があればいいわけではないものの、特に知らない店だとちょっとした安心感はある。
・120分で5379円
よし……久しぶりに回転寿司以外にも挑戦してみっか! というわけで、30分ほど並んで入店。価格は男性が5379円、女性が5049円、6歳~小学生が2959円、4歳~6歳未満が1529円で、120分制の90分でラストオーダーのシステムであった。
先述の通り、普段スシローでの会計は3000円くらい。腹パンになるまで食べるワケではないが「高級寿司食べ放題」ならば腹パンを目指すしかないだろう。久々にリミッターを外す時が来たようだ。
で、ドキドキしながら食べ放題の説明を受けると、ありがたいことにドリンクは注文必須ではなく無料のお茶でOK。さらに「みそ汁」と「ガリ」も無料で注文可能とのことであった。
というわけで、いざ専用シートに食べたい寿司を食べたいだけ書き込んでいく。1度の注文は20貫までで、全て1貫からのオーダーできる。2貫から~、でないところも地味にありがたい。
なんてことをしていると、まずが「茶碗蒸し」と「今日の1貫(金目鯛)」がやって来た。こちらはお通しみたいなもので、全員についてくるメニューとのこと。逆に今日の1貫は食べ放題には含まれていないので注意しよう。
・宴
そして秒で茶碗蒸しと金目鯛を平らげてから数分……
第1陣キターーーーーー!
回転寿司にはない圧倒的なヴィジュアルは、見た瞬間に勝利を確信せざるを得ない。まだ食べてないけど言ってしまおう……「サンキュー」と。
味は予想通りのウマさで、特にまぐろがウマい! 赤身・中トロ・漬けはいずれも最高で「まぐろはスシローが至高」と抜かしていた自分をぶん殴ってやりたいほどウマかった。いや、普段は至高なんだけどね。
その他のネタはまぐろほど突き抜けてはいない印象だが、それでも手堅くウマい。第1陣の14貫はあっという間に胃袋に吸い込まれ、私は素早く2枚目のシートを店員さんに手渡した。やがて……。
第2陣いらっしゃいませーーーーー!
・まぐろが激ウマ
第2陣では12貫をオーダー。第1陣で早くも「雛鮨はまぐろが鉄板」と確信した私は当然のようにまぐろを中心にしたセレクト。他のネタもウマかったが、まぐろがウマすぎるのだ。そして……
第3陣カモーーーーーーン!
ありがたいことに、この日はシートを渡してから寿司が届くまでの所要時間は5分程度。カウンターの向こうでは職人さんたちが5~6人いたが、タイムロスは全く感じなかった。
ここまで36貫を平らげた私のお腹は腹パン間近。普段なら第1陣とちょっとくらいで食べ終えているが「食べ放題」なら話は別。なので……
アンコール! アンコール!
結局のところ、この日は40貫でフィニッシュ。ラストで注文した「穴きゅう」がまぐろに次いで美味しかったことをお伝えしておく。回らない寿司、最高や!
最終的なお会計は「5379円」で、追加料金は一切なし。ただし食べ残してしまうと追加料金が発生するとのことなので、特に終盤の注文は慎重にお願いしたい。
・気付き
なお『雛鮨』は銀座の他、上野・新宿・池袋にも店舗があるそう。特に「新宿マルイアネックス店」を過去にあひるねこが執筆していたことに気付いたのが、食べ終わった後だったことは内緒だ。
その記事に今回私が力強く感じた感想が記載されていたので、最後にそれをお伝えしてこの記事を終わりにしたい。今なお私はスシローもはま寿司も大好きである。ただ「高級寿司食べ放題」には……
「回転寿司で5000円使っても得られないであろう満足度」があった。
──完──
参考リンク:雛鮨(ひなすし)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.