8時間断食・16時間断食に1ヵ月間挑戦した驚きの結果とは!?【専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方】
8時間・16時間断食が体に与える影響
夕食をスープだけ、あるいは食べないだけで、体質から変えていけるのかと疑問に思った人がいるかもしれません。しかし、以前の食生活と比べてどうでしょうか。こぶし2つ分の食事にすることで、食べる量そのものが減っているはずです。
2009年、アメリカの学術雑誌『SCience』に掲載され、その後も研究が行われている有名なアカゲザルの実験があります。
一方の群れには普通の食事を、もう一方の群れにはカロリーを30%抑えた食事を与え比較実験したところ、後者のほうが明らかに毛並みや姿勢がよく、健康的で若々しいという結果が出ました。つまり、摂取カロリーを抑えたことで、長寿遺伝子とも呼ばれる「サーチュイン遺伝子」の働きがオンになり、細胞を修復する力、活性酸素を抑える働きがアップし、この差を生んだと考えられています。
サーチュイン遺伝子は満腹状態だとオフのままですが、「8時間断食」をすることでスイッチがオンになり体質改善を促します。
さらに「16時間断食」ではサーチュイン遺伝子の働きに加え、脂質代謝がオンになって脂肪を燃焼するモードに切り替わります。体質改善にプラスして体重を少し落としたい人には、「16時間断食」がおすすめです。
8時間断食・16時間断食に1ヵ月間挑戦
8時間断食
体重:53.7kg→52.4kg(-1.3kg)体脂肪率:21.7% → 20.4%(-1.3%)
やせるか半信半疑でしたが、結果が予想以上でビックリ。空腹にすることで翌朝すっきり目覚められることも実感。お通じが快調になったのも嬉しかったです。
体重:52.7kg → 50.4kg(-2.3kg)体脂肪率:34.4% → 33.1%(-1.3%)
今回の実践中では野菜をたくさんとったこともあり、排便が毎日あったのは嬉しい変化です。また、いつもある生理中の頭痛がなく、むくみも減った気がします。
16時間断食
体重:50.3kg → 47.3kg(-3kg)体脂肪率:24.4% → 22.1%(-2.3%)
悩んでいた胃もたれがなくなりました。美食日も良食日の食事にご褒美をプラスするいう感覚を意識したので、健康的に体重や体脂肪が落とせたと思います。
体重:56.5kg → 54.6kg(-1.9kg)体脂肪率:30.1% → 28.6%(-1.5%)
実践中は特にお風呂にゆっくりつかり、早く寝ることを心がけていました。睡眠の質が高まったことで、寝起きもよく、疲れにくくなり活動的になった気がします。
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そんなに食べてないのに太る本当の理由
「そんなに食べていないのに体重が減らない」「カロリーを抑えて食べているはずなのに太ってしまう」という声をよく耳にします。努力している人には酷かもしれませんが、食事に気をつけているつもりでも、じわじわと体重が増えていく、あるいは、理想の体重以上の体重がありなかなか減らないという場合、自覚のあるなしに関わらず、食べ過ぎていることがほとんどです。
食べ過ぎと聞くと、食べる量をイメージする人が多いと思います。確かに、お腹がパンパンになるまで食べればそれは食べ過ぎです。ですが、油たっぷりの揚げ物や炭水化物が多めの食事など、次の食事までに胃で消化しきれないようなものを食べたり、量が少なくてもその日の活動量で消費しきれないくらい高カロリーなものを食べたりした場合も、実は食べ過ぎなのです。
食べ過ぎチェックリスト
ずぼら断食で体を改善していくにあたり、まずはスタートラインに立つことから始めましょう。ダイエットの基本でもありますが、やせたいと思ったら自分の食生活を把握すること。下の「食べ過ぎチェックリスト」を使うと、簡単にセルフチェックができます。食べ過ぎなのか、食べ方のクセがあるのかを確認してみてください。
□ 1日3食、ほぼ決まった時間に食べている
□ 舌にたっぷりと白や黄色の苔こけがついている
□ 満腹になるまで食べないと食べた気がしない
□ 午後のおやつ、または夕食後のデザートやスナックがルーティーン
□ 食べてから2時間以内に眠ることがよくある
□ 早食いの自覚があり、大低20分以内で食べ終わる
□ 昼食から1〜2時間後に強い眠気を感じることがしばしばある
□ よく噛んで食べようと意識したことがほぼない
□ 唐揚げやコロッケなど油で揚げた料理が大好き
□ 毎日、夕食に炭水化物(ごはん、麺類、パン、粉物など)を食べている
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出典:『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』