磯子消防署 事故の救護活動で感謝状 中区の医療機関へ〈横浜市金沢区・横浜市磯子区〉
磯子消防署(大塚和利署長)は2月22日、昨年に磯子区内で発生した路線バスの交通事故現場で的確な救護活動を行った医療法人真正会新妻クリニック=中区=の新妻正道院長ら3人へ感謝状を贈呈した。
2023年12月20日の午後6時20分頃、磯子区東町で路線バスがガードレールなどに乗り上げる事故が発生した。発見した同病院事務員の藤本文枝さんは、居合わせた人に119番通報を依頼するとともに新妻院長へ連絡。連絡を受けた新妻院長と看護師の石井明子さんが現場に駆けつけ、3人で傷病者の治療優先度を決めるトリアージや現場の対応をして救急隊に引き継いだ。
同署によると、病院に救急搬送されたバスの運転士も現在は職場復帰しているという。中区医師会の事務所で感謝状を贈呈した大塚署長は「3人による二次災害の防止や現場のコントロールのおかげで速やかな搬送につながった」と感謝を述べた。