獅子舞4団体が熱演 赤穂市伝統文化祭
市内各地区の獅子舞が競演する「第4回赤穂市伝統文化祭」が9日、中広の赤穂化成ハーモニーホールであり、獅子や鼻高の勇壮華麗な舞が披露された。
伝統文化継承の機運を高め、担い手育成につなげようと、「地域伝統文化保存事業実行委員会」(委員長=尾上慶昌教育長)が2017年から主催する行事。コロナ禍の中止をはさみ5年ぶり4回目となる今回は塩屋荒神社獅子舞、尾崎獅子舞など4つの保存会が出演した。天和獅子舞は山形に組んだはしごの上で獅子が舞う「ハシゴ」が注目を集め、原獅子舞は「猿」に扮した子どもの仕草が観客を楽しませた。
この日の舞台のために秋祭りが終わった後も稽古を続けてきたという天和獅子舞保存会の藤本諒太さん(36)は「大勢の人が見に来てくれてうれしかった。若い人たちも獅子舞にもっと関わってほしい」と伝統文化の継承を願った。