桜と同時に満開 「浜なし」の授粉作業始まる
区内の梨畑で、今年も横浜市内産のブランド梨「浜なし」の授粉作業が始まった。
北八朔町に畑を持つ鮫島農園では4月12日、初夏を思わせる日差しの下、授粉作業に追われていた。
鮫島義典さんによると、今年は咲き始めは早かったという。授粉用に栽培するナシの花から花粉を採取したのは3月28日。ただその後寒さがぶり返したことなどもあり、開花はゆっくり。4月になって暖かい日が続いたことで「桜と一緒に一気に咲いた」(鮫島さん)。この日は、前日の雨と翌日の雨予報の合間を縫っての授粉作業となった。
鮫島さんらは、タンポポの綿毛のようなスポンジに花粉を付け、ほぼ満開になった「幸水」の花の中央を軽く叩いて回った。