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鎌倉青少年会館 10日にリニューアル 中高生の居場所目指す

タウンニュース

「居場所」にしたくなるように家具や雰囲気を刷新(市提供)

鎌倉青少年会館(二階堂)が中高生の第3の居場所として生まれ変わる。愛称は「COCORU(ココル)かまくら」。11月10日(日)には、中高生が主役のオープニングイベントが開催され、ダンスやバンド発表、美術作品の展示、ゲーム企画や飲食なども楽しめる。

同館は元々、青少年のための場所として開設されたが、実際の利用者は大人が過半数で、併設する学童等の小学生が約4割、中高生の利用は5%にも満たなかった。

そこで鎌倉市では、当事者の声を取り入れてリニューアルを行おうと、市内在住在学の中高生を募り、「鎌倉青少年会館リニューアル実行委員会」を発足。中高生が居場所としたくなる会館づくりを進めてきた。目指すのは、学校でも家庭でもない「第3の居場所」として、放課後や休日を思い思いに過ごし、「やってみたい」を実現する場だ。

ロビーには、くつろげるハンギングチェアやクッション、ボードゲームなどを用意。友人と話をしたり、新たな出会いが生まれたりする、つながりの創出も狙う。勉強や読書ができる自習室のほか、ダンスや音楽活動に使える多目的室、調理や手芸、工作に使える調理実習室なども備える。

今年4〜6月には、屋外のグラウンド(ミカエル広場)整備のためのガバメントクラウドファンディングを実施。130万円を超える寄付があり、バスケットゴールなどの整備に活用された。

新愛称は、フランス語で「お気に入り」を意味するCOCORUに「ココが居場所」の意味を合わせた「COCORUかまくら」に決まった。

ダンスやバンド美術コンテストも

10日のイベントでは、くす玉割りのセレモニー、市内の中高生によるダンスやバンド演奏、美術作品の展示と投票が行われる。バスケットやサッカーのゲーム企画、スタンプラリーでは景品も用意。飲食ブースでは、地元団体などがスペアリブやわたがしなどを販売する。午後には、ダンス・バンド・美術作品の表彰式を開催。美術の最優秀作品は、1年間展示される。イベントは午前10時〜午後3時。入場無料。駐車場なし。

(問)市青少年課【電話】0467・61・3886

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