犬の散歩中に『おしっこ』をしたらどうすべき?正しい処理方法や注意点まで
犬が散歩中に『おしっこ』をした場合の正しい処理方法
犬を散歩させていると、散歩の途中でしゃがみ込んだり片足を上げたりしておしっこをしてしまうことがあります。では、犬が散歩中におしっこをしてしまった場合、どのように処理すべきなのでしょうか。
トイレシートでおしっこを吸収する
まずは愛犬が散歩中におしっこをしてしまった時のために、1〜2枚犬用のトイレシートを持ち歩きましょう。
トイレシートは吸水力が非常に高いため、愛犬が散歩中におしっこしてしまった時も素早くトイレシートで吸水することで、多少はニオイの染み付きを防ぐことができます。
したがって、愛犬が散歩中におしっこをしてしまったときは、前述したようにまずはトイレシートである程度、おしっこを吸水して取り除きましょう。
おしっこをした場所を水で流す
おしっこをトイレシートで吸水した後は、持ち運んでいる水でおしっこをした場所を洗い流します。飼い主さんによってはクエン酸を入れた水を持ち歩き、より消臭性を高めている人もいるようです。
飼い主さんの中には、おしっこをトイレシートなどで吸水せずに水をかけて洗浄している人がいます。しかし、これはおしっこをより拡散させてしまい、愛犬のおしっこのニオイを周囲に撒き散らしてしまう行為です。
必ず"トイレシートで吸水して"から水をかけて洗浄するようにしてください。
基本的におしっこは散歩前に済ませておくのが安心
犬の散歩中におしっこをしてしまった場合の処理方法をご紹介しましたが、基本的には散歩前に家のトイレでおしっこをさせるのが最善です。
おしっこはどんなに適切に処理をしたとしても、おしっこをした場所にニオイは残ってしまいます。それが他人の家の前であれば、その家の前におしっこのニオイが残ってしまい、他の犬もニオイに誘発されてその場所でおしっこをするようになってしまうことも……。
したがって、愛犬を散歩させる前に家のトイレでおしっこを済ませておくか、散歩に出かけるときは犬用オムツやパンツをつけて出かけるという方法がおすすめです。
家の外壁や玄関前などはNG
犬の中には綺麗好きな犬もいるので、どうしても家の中でおしっこをしてくれないというパターンも珍しくありません。このような犬の場合は、仕方なくお外でおしっこをさせる他ありません。
しかし、この場合はおしっこをさせる場所に注意が必要です。他人の家の外壁や玄関前、電柱などにさせてしまうと、その場所にニオイが染み付き、汚してしまいます。これはその家の人にとって非常に迷惑です。
したがって、誰の迷惑にもならない自宅の敷地内でトイレをさせるなど、ご近所への配慮を忘れないようにしてください。
散歩中の『おしっこ』で注意すべきこと
愛犬を散歩させる際は、散歩中の『おしっこ』でいくつか注意しなければいけない点があります。改めておさらいしましょう。
✔おしっこをそのまま放置はNG
✔そのまま水で流さずトイレシートなどで吸水する
✔毎回おしっこをしてしまう場合はマナーウェアを着用させる
✔他人の家の外壁や玄関前などにおしっこをさせない
必ず上記の4点を守ってください。毎回、必ず散歩中におしっこしてしまうとわかっている場合は、犬用オムツやパンツなどのマナーウェアを着用させると安心です。
まとめ
犬の散歩中、愛犬がおしっこをしたときに「とりあえず水だけ流しておこう」と考えるのは間違いです。もしもおしっこをしてしまったときは、今回紹介した正しい処理方法を実践し、毎回おしっこをしてしまう場合はマナーウェアの着用も検討しましょう。
(獣医師監修:寺脇寛子)