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松屋で「デビルチキン」が試験販売、食べたらとんでもない「辛さ」だった

おたくま経済新聞

松屋のデビルチキン

 カレーの本場といえばインドを思い浮かべる方が多いですが、実はお隣の国「スリランカ」にも独自のカレー文化があります。そんなスリランカ料理の中でも、特に「辛さ」で知られる人気メニューが「デビルチキン」です。

 この料理が、なんと松屋で3月25日から1週間限定、56店舗限定で試験販売されています。

【デビルチキン〜鶏肉のスパイスチリソース炒め〜】

 松屋といえば、「ごろごろ煮込みチキンカレー」など、カレーメニューにも定評があるチェーン。はたして、松屋のデビルチキンはどのような味わいなのでしょうか。実際に食べてみました。

■ 「デビルチキン」とは

 「デビルチキン」は、その名の通り“悪魔的”な辛さが特徴のカレーです。

 トマトや玉ねぎをベースに、独特のスパイスが利いたスリランカの家庭料理で、一度食べたらやみつきになる味わい。これが家庭料理なのかと驚かされますが、食べてみればその人気ぶりにも納得です。

 実は筆者の地元・浜松でも、「ララカレージャパン」という店舗がこの「デビルチキン」を提供しており、多くのファンを集めています。

 そんな「デビルチキン」が、2025年3月25日より松屋にて「デビルチキン~鶏肉のスパイスチリソース炒め~」として試験販売されることに。売れ行き次第で本格販売を検討するそうです。

■ 松屋の「デビルチキン~鶏肉のスパイスチリソース炒め~」食べてきた

 とはいえ、試験販売は限られた56店舗のみ。筆者の住む浜松市には取扱店舗がなく、最寄りの販売店舗はお隣・豊橋市。そこで、意を決して豊橋まで足を運ぶことに。

 もし売り切れていたらどうしよう……と不安を抱えつつ店舗へ向かうと、店頭に「デビルチキン」のポスターを発見。販売されていることを確認し、ひと安心です。

 とにかく、今販売されているか確認すべくさっそく入店。券売機で目立つ場所に「デビルチキン」があったので販売されていることを確認。よかった。

■ 注文から5分ほどで提供

 オーダーして5分ほどで運ばれてきました。松屋の「デビルチキン」も見た目が真っ赤。言わずもがな「辛い」というのが伝わってきます。

 また、スリランカ料理ということで「インディカ米」を期待しておりましたが、末やで提供されるのは国産の米です。

 素材を確認していきます。チキンは、「ごろごろ煮込みチキンカレー」のように、大きな鶏肉がゴロゴロ入っています。

 そして、緑色の物体が……もしや青唐辛子の「ハラペーニョ」か!?と一瞬警戒しましたが、どうやら「ピーマン」でした。ちょっとビビりましたが、ピーマンならば安心。そのほか「トマト・玉ねぎ」といった野菜はもちろん、普通の唐辛子も入っております。

 もちろん、松屋の料理ということで「味噌汁」もついてきます。

 もはや、松屋のお約束である「カレー」に「味噌汁」は、鉄板のコンビです。ただし、カレーを食べた後味噌汁を飲むと、ヒリヒリとした舌に味噌汁の熱で激痛が走るので、注意が必要です。しかも今回は「デビルチキン」。これは違う意味で期待です。

■ 味はどうなのか?

 何はともあれ、早速食べていきます。いただきます。

 うん、おや思ったほど辛くは……(2秒後)辛い!

 「デビルチキン」は、食べた瞬間ではなく、少し遅れてジワジワと辛さが押し寄せてくるタイプ。本場スリランカでもこの「タイムラグ型」の辛さが特徴ですが、松屋版はその辛さがなかなか引きません。

 本場では「ココナッツミルク」でまろやかさを出すのに対し、松屋版では「スパイスチリソース」で味付けしているため、辛さの残り方が違うのかもしれません。

 ご飯も、本場のインディカ米とは異なり、日本米ならではの食感で、日本人の舌に合うようアレンジされている印象です。

 鶏肉は、プリプリでジューシー。噛めば噛むほど染み込んだ肉汁が吹き出して美味い。

 ただそれ以上に辛さが勝ってしまい、口の中はおろか、額にとんでもない滝汗。これは水が必須です。だから、このような状態で「味噌汁」はかなり難易度が高い。

 ただ、せっかく松屋に来たので「味噌汁」も飲む。うん、日本人ならばやっぱり「味噌汁」。でもしかし、辛い。辛いとはいえ、食べきれないレベルではないので、完食。

 ということで、「デビルチキン」は4月1日まで、一部店舗で販売。売れ行き次第では本格販売されるので、是非とも全店舗で販売されたら、試していただきたい。

<参考>
松屋公式X(@matsuya_foods)
松屋公式サイト「店舗限定キャンペーン一覧」

(たまちゃん)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By たまちゃん | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025033101.html

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