泉サポートプロジェクト 今年度は「発信力強化を」 ホームページ立ち上げも
泉区内の福祉施設や企業が連携しながら地域貢献事業に取り組む「泉サポートプロジェクト」(サポプロ)の今年度1回目となる全体会が7月11日、泉公会堂会議室で開かれた。今年度の取り組みの方向性も示され、ホームページの立ち上げや広報ツールの充実など、サポプロの発信を強化していくことなどが話された。
サポプロは泉区内の福祉施設を運営する社会福祉法人やNPO法人のほか、企業など約50団体が登録しており、この日の全体会にも35団体の担当者が出席した。
11日の全体会ではこれまでの活動の振り返りや今年度の取り組みを共有。ホームページ立ち上げによって登録企業が情報を発信・共有できる場を作ることや、施設で活用できる「トイレ貸せます」マークなどの物品について検討していくことなどが示された。
横のつながりを一層
2018年に発足したサポプロだが、直後にコロナの感染拡大があったことで会員同士の交流を図ることが難しい時期が続いた。今年に入り、情報交換サロンの開催など和やかに会員相互の関係が深まりつつある。この日も出席者がグループごとに分かれ、名刺交換や自己紹介、取り組みを紹介し合う交流の時間も設けられた。
会長を務める鈴木啓正さん(特別養護老人ホーム天王森の郷・理事長)は「地域貢献というのは『そこにその会社・施設があってよかった』と地域住民に思ってもらえるようなもの」とし、「地域が必要としていることを知り、持続できる可能な範囲で取り組んでもらい、それを連携してやっていけたら」と話した。